海外FXといいますと、国内では口座開設時や入金時に多額のボーナスが支給されるというイメージが非常に強いと思います。
ですが、2018年に欧州圏では欧州証券市場監督局ESMAがレバエッジとボーナス等のインセンティブに対する厳しい規制を発効させたことから、キプロスなどEU圏を本拠地とするFX業者は主要通貨ペアのレバレッジは最大30倍、ボーナス等のインセンティブは全面廃止となってしまいました。
そのため、足元ではボーナスポイントを支給してくれる海外FX業者は思いのほかその数が限定されるようになっているのです。そんな中で継続的にボーナスポイントを口座開設者に提供し続けてくれているのがXMです。
目次
XMのボーナスポイントは「口座開設」と「入金」の2つ
XMでは現在2つのボーナスポイントを提供しています。
初回口座開設時のボーナス
一つは初回口座開設時に与えられる無償のクレジットボーナス3000円分です。3000円というと大した額ではないように感じますが、888倍という最大のレバレッジを利用すると、ドル円の1000通貨ペアは113円程度の水準ならば127円程度の証拠金で売買できますから、この金額でも十分に利用できます。
国内の店頭FX業者で25倍のレバレッジで取引した場合、ドル円1000通貨ペアはおよぼ4520円もの証拠金を必要とすることを考えれば、自ら自己資金を投入しなくても、まず3000円のボーナスクレジットだけからでも取引を開始することができるというわけです。
すべての口座タイプ(マイクロ、スタンダード、Zero)
受け取り方法
新規口座開設から30日以内に請求しないと獲得できなくなってしまうため注意してください。
入金時ボーナス
XMでは入金時のボーナスも用意されています。通年を通しては、5000ドル(ほぼ日本円にして50万円)を上限とする20%ボーナスが設定されていますので、証拠金を新たに入金するたびに20%のクレジットボーナスが支給されることになります。
また、不定期ではありますが、500ドルを上限とする100%ボーナスがこれとは別に支給されることもありますので、5万円入金すれば10万円の証拠金として利用することも可能になるのです。
参照元:XM公式サイト
マイクロ、スタンダード(※Zero口座は対象外)
クレジットボーナスは、あくまで取引の証拠金として使えるもの
一つ気をつけなくてはならないのは、ボーナスといいますと現金が支給されるような錯覚を起こしがちですが、XMが提供するボーナスはあくまで証拠金に加算して売買に利用できるクレジットですから、ボーナスが付与されたからといってそのまますぐに出金できるわけではありません。
このクレジットを利用して売買し、得られた利益こそが出金の対象となることだけはあらかじめ十分に理解しておく必要があります。
海外FXの他社では、一定の取引実績によりボーナスを出金できるプログラムを実施しているところもありますが、実際には驚くほどの取引を要求され、現実的にボーナスを出金するのは難しいのが現状です。
それよりも細かい規制がほとんどなく、証拠金として自由に利用できるXMのボーナス制度は、結果的には非常に使いやすいインセンティブプログラムであると言えます。
ボーナスとゼロカット時の証拠金の関係について
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
XMの取引に応じて付与されるXMPはもうひとつのボーナス
XMのボーナスポイントといいますと、前述した口座開設時や入金時に付与されるクレジットボーナスが注目されがちですが、実はXMにはXMポイント(XMP)と呼ばれる取引に応じて付与されるポイントも、もう一つの魅力となっています。
これを貯めれば、クレジットボーナスや現金に換えることができるのが、他社にはほとんど存在しない大きな特徴となっています。
Zero口座は、ポイント付与対象外です。
獲得はとても簡単
XMPは、毎回取引をするごとに自動的に加算される仕組みになっています。ただ、ひとつ気をつけなくてはならないのはポジションをつくってから最低10分以上そのポジションを保有していないとポイントが付与されないことです。
スキャルピングなどで、2~3分など短時間の取引を繰り返した場合には全く付与されません。
取引期間が長くなると、ロイヤルティステータスレベルも上昇
XMのロイヤルティプログラムには以下のような紹介文があります。
リアル口座を保有している全てのお客様は、エグゼクティブレベルから開始し、一定の取引活動期間を経ると自動的にステータスがアップグレードされます。ロイヤルティステータスのアップグレード毎に、1ロットにつき獲得頂けるXMP(XMポイント)の数も比例して増加します。こちらにより、より速いペースにてXMPを獲得して頂けます。たくさんのXMPをお持ちであるほど、より多くのボーナス報酬に交換して頂けます。
このように、XMPには4つのロイヤルティステータスレベルが存在しており、利用していくとエグゼクティブからゴールド、ダイヤモンド、エリートといった順にレベルが上昇します。
エグゼクティブからゴールドへのアップグレードは取引開始から30日後、ダイヤモンドへは60日後、エリートへは100日後にアップグレードされ、10万通貨ごとに獲得できるポイントも10XMPから13XMP, 16XMP, 20XMPと徐々に大きくなっていくことになります。
取引期間の数え方は、口座開設からの累計日数ではなく、実際に取引をした日を1日として数えます。ポジションを持った状態で日を跨いでも1日として数えられますので、手っ取り早くランクを上げるには最小ロットでポジションを持ち続ければ良いということになります。
一度レベルが上がっても、取引をしないとランクダウンしてしまう
XMPのロイヤルティステータスは、取引をしないとランクダウンしてしまう仕組みとなっています。また、もしランクダウンしてしまった場合、手持ちのXMPはリセットされます。
エリートは100日間、ダイヤモンドは60日間、ゴールドは30日間、取引がないとランクダウン・XMPリセットとなります。エグゼクティブの場合は42日間取引がない場合、XMPがリセットされます。
ボーナスの価値について
獲得ポイントを3で割ったものが証拠金として使えるクレジットボーナスとなります。たとえば100XMP獲得できれば、3で割ると端数を除いて33ドルですから、ほぼ3,800円相当のクレジットを獲得できることになるのです。
ロイヤルティステータスによっては、直接現金に換金することも可能ですが、その場合はXMPのポイントを40で割ったものが現金となりますので、証拠金としてクレジットで利用したほうがかなりお得です。
この画像では、「左側はクレジットボーナス」「右側は現金ボーナス」を取得できることを意味しています。
XMPを現金に換金することが可能なのは、ロイヤルティステータスがダイヤモンドもしくはエリートレベルの場合のみとなっています。ただし、クレジットボーナスに比べ報酬価値が著しく低いため、あまりおすすめはできません。
ちなみに、XMPを現金に交換すると、入金と同じ扱いになり口座残高に反映されます。XMPを現金にした場合は所得になりますので、確定申告に含める必要がある点にも注意しましょう。
証拠金を足さなくてもXMPだけで増やしていくことが可能
このXMPをうまく使いこなせば、自己資金を証拠金として追加投入しなくても知らぬ間にポイントを稼いでくれますから、一定のレベルまで貯まればクレジットボーナスに転換してさらに大きな取引を行っていくことができるようになります。
しっかりと利益を出せるトレーダーにとっては、入金ボーナスよりもむしろこちらの仕組みのほうが大きなメリットが感じられるものとなるのです。こうした取引インセンティブプログラムを提供しているのは、周辺を見渡しても今やXMだけで独自のサービスとなっていることがわかります。
これを使えば、さらにハイレバレッジを有効に利用していくことが可能となります。