Tickmillの口座へ実際に入金してみました。私が使う住信SBIネット銀行は、個人では海外送金が利用できないのですが、あらたに別のサービスを使い、海外送金しか受け入れていないTickmillへも問題なく着金ができましたので、以下に手順をメモしておきます。
目次
Tickmillの入金手段について
- 海外送金
- STICPAY
- Skrill
- NETELLER
オンラインウォレットとしては Skrill(日本では利用できません), NETELLER(こちらは2018年10月に日本での営業を再開しました)の他にも、2019年3月に導入されたSticpayというものがあります。
SticPayでは2019年4月19日頃より、国内銀行送金サービスを再開しました。入金手数料は1%なので、少額の入金の場合ですと手数料を一番安く抑えることが可能となっています。
銀行送金の入金手数料を最小限にしたい場合
「どうしても銀行口座から入金がしたい!」でも、銀行からは海外送金できない、手数料が高い・・・。そんな場合は、
入金手段は「海外銀行送金」を使い、Transferwise経由で入金する。
Transferwiseは元Skypeの従業員が設立した会社で、日本でも2016年から資金移動業者としてライセンスを取得しています。まだ国内では馴染みのないサービスではありますが、世界では約64カ国・400万人以上に利用されている人気サービスです。
このサービスを使って送金すると、銀行の海外送金よりも送金手数料を格安に抑えることができます。こちらで手数料のシミュレーションが可能です。
銀行によっては海外送金にすら対応していないところや、利用のための法人契約を行う必要性があったりすることが多いですが、このような場合に打って付けのサービスと言えます。
Transferwiseは海外のサービスですが、Webサイトは全て日本語に翻訳されているため、利用はまったく難しくありません。※一番下から表示言語を変更できます。
サービスの性質上、日本でも海外現地の生活費や授業料・留学費用の送金に利用されることが多いようです。
手順解説
Tickmillで入金先の口座を確認する。
Tickmillのクライアントエリアにログインし、入金ボタンをクリックします。
口座を選択して、「BANK TRANSFER」を選択します。
入金額を入力し、送金先の海外銀行である「BARCLAYS」を選択します。利用規約に同意して「提出」をクリックします。
送金先の銀行情報をメモします。
以下のように送金先の海外銀行情報が表示されます。後で使うためピンクで囲んだ箇所をメモしておきます。
Transferwiseを利用した海外送金手順
送金額を決定します。受取人の通貨ペアはTickmillの口座通貨に合わせましょう。
「個人口座」を選択します。
あなたの名前と生年月日、電話番号を入力します。
住所もローマ字で入力します。日本の住所を自動で海外表記にしてくれるサービスを使うと簡単です。
次に送金先を聞かれるので、「法人・団体」を選択します。
- メールアドレス: [email protected]
- 企業名/団体名: Tickmill Ltd
- 国: セイシェル
- 都道府県/州(ローマ字): Eden Island, Seychelles
- 住所(ローマ字): 3 F28-F29, Eden Plaza
- 郵便番号: 0000000
※郵便番号は無いため0埋めで書いておきます。
「受取人の口座情報を知っています」にチェックを入れます。
- 銀行口座が存在する国: セイシェル
- SWIFTコード: BARCSCSC
- IBAN(推奨) / 口座番号: 口座番号
間違いがないかチェックした後、「確認」をクリックします。
初めて利用する方は、以下のような「本人確認」画面が表示されますので、指定のとおりに進めておきます。
「送金内容の確認」画面になったら、再度Tickmillのサイトに表示された銀行情報を参照し、備考欄に「支払い参照番号」を入力します。
次に、利用規約が表示されますので「確認」ボタンをクリックします。
「銀行振込」を選択し、「送金手続きへ進む」をクリックします。なお、ここでデビットカードも指定できますが、手数料が比較にならないほど高いのでオススメしません。
住信SBI銀行では振込の際、「振込依頼人名」にて変更可能です。
振込が完了したら、忘れずに「銀行振り込みが完了しました」のボタンを押しておきます。
実際の送金の例
この画像では、3月14日に入金し、約一週間後の3月20日に送金が完了したことが表示されていますが、実際には入金から送金完了までは、休日を含まず3日程でした。
簡易書留発送について
初回登録をすると住所確認の簡易書類が自宅に送られてきます。書類に記載されている4桁のアクティベーションコードを入力しアカウントをアクティベートします。
5,000ドル(約500,000円)以上の入金の場合、送金手数料はブローカーが負担してくれますので、その分は後日、取引口座へ払い戻しが行われます。
出金方法について
Tickmillのクライアントエリアから、「出金」をクリックします。
住信SBIネット銀行への出金の場合、以下のように海外受取サービスを利用して口座を指定します ※銀行によって入力方法が異なるため、各金融機関のヘルプを参照してください。
- 銀行名 : SBI SUMISHIN NET BANK, LTD.TOKYO
- 銀行住所 : ○○ / Izumi Garden Tower 18F, 1-6-1, Roppongi Minato-ku, Tokyo, 106-6018, Japan
※支店番号(○○の部分)は自身の口座に合わせ入力してください。支店名 〇〇の部分 本店 100 イチゴ支店 101 ブドウ支店 102 ミカン支店 103 レモン支店 104 リンゴ支店 105 法人第一支店 106
例)レモン支店であれば、104 / Izumi Garden... - IBANまたは銀行口座番号 : 自分の銀行口座番号
- 銀行SWIFTコード (BIC) : NTSSJPJT
記入例は米ドルを送金する場合です。ユーロやその他の通貨を送金する場合は宛先が異なりますのでご注意ください。
提出すると、以下のような内容のメールが送られてきます。
Transferwiseを入金に利用していても、資金の出金は可能か?
Tickmillの「よくある質問」を読むと以下のような記載がされています。
Tickmillの方針は、入金時に使用したのと同一の方法にて出金処理をすることとなっています。例えば、もしクレジットカードで入金をしたのなら、入金した金額まではそのカードに出金されます。入金額以上の利益に関しては、お客様のリクエストに応じて、お客様名義の他の方法にて送金ができます。
この方針に照らし合わすと「入金に使用したTransferwiseの海外口座へ返金が行われてしまうのではないか」という懸念が生じます。
入金額以上の利益分に関しては他の方法を試すことができるようですが、はたして名義が同じでもTransferwise以外の口座を指定することは可能でしょうか。
結論から言うとこれは全く問題ありませんでした。まず、出金処理を行うといくつか本人確認などでメールでやり取り(英語ですが機械翻訳でも何とかなるレベルです)するのですが、相手側から「Transferwiseで同じ銀行口座から出金処理を行った証拠を送ってくれ」という旨の連絡が来ます。
Transferwiseでは、送金記録を遡って証明書類を発行できますので、これを送るだけで解決します。
Transferwiseにログインし、取引履歴を開きます。
「送金内容の確認」をクリックします。
「送金証明書をPDFとして発行する」をクリックし、このPDFを保存します。
あとはメールでこのPDFを添付して返信するだけです。確認が終わると以下のようなメールが送られてきますので、着金まで待ちましょう。
※最小出金可能額は10 USDとなります。