私は一つのMT4で複数(現在10個^^;)のEAを運用しているのですが、EAによって週末クローズ機能があるのに時間フィルターが無い、指標フィルター機能はあるのに・・・(略 とそれぞれバラバラの為、何とか不足した機能を補えないかと調べていたところ、良さそうなスクリプトが見つかりましたのでご紹介いたします。
以前「3倍マイナススワップ」についての記事を書かせていただきましたが、
こちらのプラグインを利用して、例えば設定で「水曜日の午後から木曜日朝まではポジションを取らない」など工夫すれば不利な取引を未然に防ぐことが可能となっています。
目次
具体的な機能
- 指定した曜日、時間で自動停止
- 指標時の前後で指定した時間だけ自動停止
重要度で動作を分けることができます(例えば 重要度:大のみ停止、重要度:中/小では停止しないなど) - 除外するEAのマジックナンバーを指定可能
- 停止時にポジションクローズと待機注文のキャンセルも可能
- 停止に失敗した場合には警告メールを送信
- 指定した指標(国別)を対象にできる(例:USDとJPYのみ対象 等)
- 緊急停止機能(スマートフォンなどからの停止指示)
- 証拠金維持率停止機能
- 過大損失緊急停止機能
- 恐怖指数(VIX)停止機能 (2019年3月29日 バージョンアップにて実装)
・MT4で動かしている全てのEAが対象となる
・スクリプトなので、途中で設定を変更したい場合は一度チャートから削除して挿入し直す必要がある(後述で説明しています)
指定された停止時間に残ってるポジションは強制クローズされるのか?
強制クローズするかどうかは、以下のパラメータで設定できます。
- CloseAllPrositions
true 停止時にポジションクローズ・待機注文のキャンセル を実行する
false 停止時にポジションクローズ・待機注文のキャンセル を実行しない - CloseIgnoreMagicList
CloseAllPrositionsの制御を除外するEAのマジックナンバーを指定できる。
導入方法
- ① MT4のメニューから「データフォルダを開く」を選択します。
- ② フォルダが表示されますので、その中の「MQL4」フォルダを開きます。
- ③ 「Scripts」フォルダに、EatradeStop.ex4 を置きます。
※↓こんな感じになっていれば大丈夫です。
次にMT4を開き、通貨ペアは何でも良いので新しいウィンドウを開いてから、このスクリプトを挿入しておきます。
値の設定
設定をひと通り行ったら、確定を押す前にプリセットを保存しておきます。これは一度決定するとチャート画面から変更ができなくなってしまうためです。(チャート画面からはEAを曜日ごとに停止する調整だけ行えます)
実際の動作画面
私の場合は「水曜日の20:00~0:00」、「月曜日の0:00~10:00」を停止時間に設定し、もしも既にポジションを持っていた場合は全決済されるようにしています。個人的にはこのスクリプトによって3倍マイナススワップを回避できることが一番大きいですね。
実際に使用されている方の声
TasfxのEATradeStopが良い。
EAにニュースフィルターをかけることができる。
時間でのエントリー制限機能もあり、木曜朝のマイナススワップ回避や、OANDAが最近導入した朝方のメンテ対策にもなるだろう。月曜フィルターや週末フィルターも自由自在だ。日中チャートが見れない人には特に有用だろう。— forex (@autotrademt4) September 5, 2018
今回はEATradeStopで色々と助かってた・・・
ありがとうEATradeStop
ありがとう師匠・・・— EA便乗クソ野郎 (@neko_sense_love) January 31, 2019
(cap:url)
残念なところ
夏時間と冬時間の設定ができない
GMT値は固定のようで、夏時間か冬時間(XMの場合は GMT+3(夏)か+2(冬))どちらかで指定するしかありません。
今のところ、私は+3(夏時間)にしていますがこの場合、冬期間では1時間後にズレる(0:00だとすると1:00になる)だけですのであまり問題は無いかな? と思っています…。
販売先
製作者さんのサイトから直接購入することができます。
価格は 4,900円(※買い切り)です。メールで送られてくるシリアルナンバーを入れて動作するタイプですので、もしも複数(5口座以上※)で利用したい場合はもう一つ購入する必要があります。
また、同じ製品がGogoJungleさんでも販売されていますが、価格が少々高く設定されていますので余程の理由が無い限り、製作者さんのサイトで直接購入することをおすすめします。