あなたは、FX取引を記録していますか?
何をどうやって書いたらいいか分からない…
結果につながる書き方ってあるの?
ぶっちゃけ面倒くさそう
などと思われている方もいるのではないでしょうか。
FXで稼いでいくためにはトレード日記・トレード記録を付けることは非常に重要です。本記事では、トレード日記をカンタンに作成するためのツールの他、記録として残すべき重要な要素、続け方のコツ、実際のトレード日記の例までしっかりとご紹介していきます。
もしまだ記録をつけてない方は、この記事を読んでぜひすぐにトレード日記をつけてくださいね。
目次
自分でトレード日記をつけるには?【アプリでやりたい人向け】
「何をどうやって書いたらいいか分からない」場合、一番簡単なのはトレード日記用のアプリやツールを使い、それに従って記録することです。
本記事では、まず専用アプリ・ツールからご紹介し、その後自作用ツールをご紹介していきます。下記の一覧にリンクを貼ってあるので気になるものが既にある方はリンクをクリックして飛んでくださいね。
1-1.専用アプリ | 1-2.webツール | 2-1/2.手書き | 2-3.スマホ | 2-4.パソコン |
---|---|---|---|---|
①Trade Notes | ①DMM FX 取引通信簿(会員限定) | ①一般的なノート | ①Evernote | ①Evernote |
②FXトレード記録(iOSのみ) | ②セントラル短資FX パーソナルレコード(会員限定) | 専用ノート(②落合印刷のトレードノート) | ②Excel | ②Excel |
③収支表MAXBET | ③ヒロセ通商 LION分析ノート(会員限定) | 専用ノート(③TRADING NOTE) | ③Googleスプレッドシート | ③Googleスプレッドシート |
④投資の収支管理帳(iOSのみ) | - | - | - | - |
ある程度記録を続けていると、他にも記録に残しておきたいことや、逆に要らないなと感じる部分が出てくると思うので、そこからカスタマイズしましょう。
トレード日記のポイントは「3.トレード日記をつけるポイント」にまとめています。
トレード日記【アプリ】
アプリは4つご紹介します。一部iOSのみのものがありますので、ご自身のデバイスが対応しているかをご確認ください。
- Trade Notes
- FXトレード記録(iOSのみ)
- 収支表MAXBET
- 投資の収支管理帳(iOSのみ)
1-1.Trade Note(トレードノート) ★迷ったらコレ!
こちらのアプリはiOSおよびAndroidの両方で使えます。資産のグラフもきれいで、かつ、入力もシンプル。
TradeNoteのチャートはTwitterでカンタンにシェアできる機能がついているので、Twitterでつぶやきながらトレード日記を続けていこうと考えている方には特におすすめです。
また、こちらのTweetでも使われているように、「#TradeNote」というTwitterのハッシュタグがあるので、他にTradeNoteで記録を付けている人のつぶやきをカンタンに見ることが出来ます。
一部機能は有料(PRO版)ですが、まずは無料版から試してみてはいかがでしょうか?
▼ダウンロードはコチラから!
1-2.FX トレード記録(iOSのみ) ★迷ったらコレ!
FX記録の名の通り、Pipsでの集計などもできるFX専用の記録アプリです。(残念ながらiOSのみ対応です)
画像が保存できるので、チャートを取引結果と同時に残せるのがとても便利な機能かと思います。後々、取引がうまくいったときのチャートとうまくいかなかったときのチャートを見比べる、といった使い方が簡単に出来ますよ。
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1-3.収支表MAXBET(マックスベット)
FX用ではないアプリですが、シンプルな収支記録におすすめなのがこちらです。まずは全体の勝率などを把握するところから始めたい方は、こういったシンプルなアプリが続けやすいかもしれません。
実際にレビューでもFX用で使われている方の高評価もありますね。
「Fx収支管理にとても重宝しています。タグわけしてEAごとの収支管理もできるのでとても良いです。」
引用:Google Play 収支表MAXBET レビュー
こちらの方はEA(自動売買プログラム)別にタグ分けをして収支管理をされているようですが、書かれている通りこのアプリは「タグ分け」が便利なので、MAXBETを使われる方はぜひタグ分けをしてみましょう。
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1-4.投資の収支管理帳(iOSのみ)
複数の投資をしている方にオススメなのがこちらです。タグ付けをして、FXだけでなく、株やビットコインなど複数の投資の収支をまとめて管理が出来ます。 (残念ながらiOSのみ対応です)
投資トータルの収支も見られますし、個別の投資の収支も見ることが出来るのがポイントです。取引や投資の種類が少ないうちは個別に把握しなくてもなんとなく分かるかもしれませんが、だんだん増えてくるとよくわからなくなってしまうもの。
しかし、成績の良い取引と悪い取引(例えば通貨ペアなど)をしっかり分けて把握しておくことは、安定的に稼げるようになるためには必要不可欠です。なので、複数の投資や、FXだけでもたくさんの通貨ペアを取引される方にはこちらのように個別の成績を見られるアプリはオススメです。
この「投資の収支管理帳」も画像を貼り付けられるので、チャートも同時に残せますよ。
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トレード日記【webツール】
FX会社によっては、トレード日記用のWEBツールを提供してくれています。
実際のトレードを自動記録できることが多いので非常に便利なのですが、基本的に「会員限定」=自社の取引しか記録できません。もしお使いのFX会社がトレード日記・記録ツールを提供していればラッキーという感じですね。
- DMM FX 取引通信簿(会員限定)
- セントラル短資FX パーソナルレコード(会員限定)
- ヒロセ通商 LION分析ノート(会員限定)
2-1.DMM FX 取引通信簿(会員限定)
前日までの取引が自動で記録・グラフ化されるサービスですが、とにかく詳細な分析が自動で出来るのと、グラフが分析ごとに見やすく自動設定されているので直感的に結果を見ることが可能で、まさに「ビジュアル化で一目瞭然」です。
詳しくはぜひDMMのサイトで確認していただきたいのですが、見ての通り多数の"切り方"で結果を評価できるので、ご自身にフィットした記録の確認の仕方ができるのではと思いますよ。
非常に便利ですが、スワップ及び評価損益は含まれませんのでその点はご注意ください。
DMM FXについては下記の記事でも取り上げているのでご参考にどうぞ。
2-2.セントラル短資FX パーソナルレコード(会員限定)
2014年から提供されている取引分析ツールである「パーソナルレコード」、こちらのポイントはパソコンだけでなくスマホからも使用できるところです。
スマホアプリからは取引履歴がカレンダー形式で表示されるので、(セントラル短資FX曰く業界初!だそうです)月間の取引をざっと一目で見比べて確認できますね。
スマホから使う場合は、下記の取引用スマホアプリを導入してください。
2-3.ヒロセ通商 LION分析ノート(会員限定)
ヒロセ通商のLION分析ノートもパソコン・スマホの両方から確認することが出来ます。さらに、スマホもWebサイトにアクセスして利用するのでアプリ不要となっていますよ。(スマホ用はコチラから)
LION分析ノートの独自ポイントは「曜日別損益グラフ表示機能」です。どの曜日が調子がいいのかというのも一目でわかりますね。
自分でトレード日記をつけるには?【手書きやオリジナルでやりたい人向け】
自由度高くトレード日記をつけたい方は、やはりオリジナルで作成するのがオススメです。
- 手書きする場合
- スマホやパソコンを使う場合
こちらの順番でおすすめツールをご紹介します。
1.手書き:ノート(大学ノート、手帳など)
まずはシンプルに、手近なノートやルーズリーフ等に記録していく方法です。
どこでも手に入るノートを使うので手軽
好きなノートを使える
ルーズリーフを使えばかさばらない(コンパクト)
トレード専用に用意せず、ほぼ日手帳のようなメモの多い手帳にスケジュールと合わせて記録して行くのも、書き忘れを防げるのでいいですね。
デメリットは当たり前ですが、手書きならではを楽しめる・生かせる方はあまり気にならないかと思います。
手書きする部分が多いので疲れる
抜けもれに気付きにくい
ここのデメリットは後述のテンプレートを活用する方法である程度カバーできるので、そちらもチェックしてくださいね。
箇条書きノート術のバレットジャーナル
バレットジャーナルとは、箇条書きで自分の行動や考えをまとめ管理するノート術・手帳術です。「・」や「レ」などの箇条書きでどんどん記録を取るので、素早くかつ分かりやすく書けると言われています。
目標を定めて、それを達成するのに向いていると言われているので、FXのトレード記録をバレットジャーナルでつけるのもアリかと思います。Twitterでも「わかりやすくなった」とのコメントがありましたよ。
KOKUYOの記事が分かりやすいのでバレットジャーナルが気になった方はご参照ください。
1.手書き: 市販のトレード専用のノート
実は、あらかじめ印刷されているトレード記録専用のノートがあります。手書きの方が考えがまとまったり、記憶に残るんだけど、全部手書きはちょっと面倒という方に最適ですね。
抜けもれなく、すぐにフォーマットに従って書ける
毎日決まっている部分は手書きせずに済むから素早く記録が取れる
一方で、やはりマイナーなノートなので数が少なく値段が高めというのがデメリットですね…
価格は高め
数が少ないのでデザインが選べない
その1:落合印刷のトレードノート
こちらはノートというより、印刷されている紙がメモ帳のようにとじてあるイメージのものです。(購入したい方はAmazonで購入できます)
内容は、「自分のメンタルを分析する」のを主軸とされており、考えたことやその日の自分の取引の反省をじっくり書けるようになっています。こういった内容はなかなか自作するときに思いつかない内容なので、非常にためになる記録用紙ではないでしょうか。
損益表や資産グラフは、お使いの証券会社の記録やエクセルなどを使って別途記録していきましょう。
その2: TRADING NOTE/玉帖
こちらは手帳タイプのFXトレード記録用ノートです。 (購入したい方はAmazonで購入できます)
内容も、ポジションを建てた日、通貨ペア、売り/買い、ポジションサイズ、利食い目標・損切水準など標準的な内容を網羅的に書けるようになっています。FXの指標発表スケジュールも載っているということなので、便利ですね。
ただ見開き2ページで5取引分となっているので、取引が多い方にはちょっとボリュームが足りないかもしれません。一方、「まず何から記録を取ればいいのか…」という初心者の方はこちらのトレード記録ノートがオススメです。
テンプレートを作って印刷する方法も
後述のパソコンで記録するパートでご説明するテンプレートを活用し、印刷して使うという手もあります。
市販のものと違い完全に自分好みで枠が作れ、更に手書き箇所が減るのが最大のメリットです。
グラフを残したいならシールプリンターも使える
スマホなどからサクッと画像をシールに印刷出来る超小型プリンタがあります。そちらを使えば手間なく、手書きの記録にもチャートを貼って残すことが出来ますよ。
本当は手書きしたいけど、チャート画像が残せないからなあ…と思っている方はこれで解決です!
例: CANON iNSPiC (インスピック)
Amazonでは12,000円程度で入手できます。(2021/07/22現在)
2.スマホ
今80%以上の方が持っているというスマホ。肌身離さず持っている方も多いかと思います。そちらをぜひ活用しましょう!
一番簡単なのは、スマホ内蔵のメモ帳アプリなどに自分で記録をつけていく方法です。
手軽に記録できる
スマホ取引の方は特に取引してすぐに記録しやすい
スマホで取引をされている方は、特にメリットを感じるのではないでしょうか?なんといってもスマホで取引から記録まで完結するのはやはり便利です。チャートをスクリーンショットして貼り付けるのもいいですね。
一方で、このようなデメリットもあります。
テンプレートがないと抜けもれにつながる
パソコンに比べてポチポチ打つのが疲れやすい(長文を打つのには不向き)
スマホ内蔵のメモ帳アプリもいいですが、その他便利なメモアプリと、表計算アプリもご紹介します。紹介するアプリを使えば、テンプレートを用意することももちろん出来ますよ。
- Evernote(エバーノート)
- Excel(エクセル)
- Google(グーグル) スプレッドシート
Evernote(エバーノート)
ど定番のメモアプリなので、使ったことがある方も多いかと思います。画像やウェブサイトのリンクをそのまま保存できますし、カテゴリ分けも楽々。
そして検索性が高いので、「あの時の取引どうだったっけ…?」みたいな時に、ささっとキーワードを入れて検索できます。有料プランのみの機能ではありますが、添付したExcelなどのOfficeファイル、PDFの中身まで検索できるのは非常に便利ですよ。
日々のメモはEvernoteに直接記録し、数値グラフはExcelで作って月ごとにExcelファイルをEvernoteに保管…なんていうのもアリかと思います。
完全にFXの記録にピッタリ…というものは残念ながらありませんが、参考になるテンプレートも用意されているので気になった方はそちらも見てみてください。(テンプレートはコチラ)
基本は無料ですが、上記の通り料金プランごとに機能が増えていきますので、詳細はEvernote公式サイトでご確認ください。
Excel(エクセル) ★迷ったらコレ!
有料ソフトのイメージの強いExcelですが、実は大半の機能が無料で使えます。「無料で試す」、という記載ですがずっと無料なんです。(無料のMicrosoftアカウント取得は必要)
スマホでExcelアプリを使う方法は2パターンあり、Officeアプリを入れるか、Excelそのもののアプリを入れるかです。
Officeアプリの方がアプリ容量が小さい分使える機能が少なめ、Excelアプリは機能が多い分アプリ容量が大きめですので、ご自身の使い方に合わせて選んでくださいね。
スマホで使う場合、無料版で大半どころか、ほぼ全ての機能が使える太っ腹っぷりなので、活用しない手はありません。
▼Excelアプリはコチラ
▼Officeアプリはコチラ
Googleスプレッドシート
Googleアカウントをお持ちの方ならGoogleスプレッドシートもおすすめ。使い方はほぼExcelと同じです。
別アプリですが、Google formsという機能を使えば、アンケートに答えて行くだけで表計算シートに入力結果が溜まって行くようにできるので、スマホからは formsのアンケート形式で入力し、パソコンで表計算シートから見やすく整える…と言った使い方ができますよ。
Google formsについてはこちらのYouTubeなどをご参考にどうぞ。
Evernote、Excel、Googleスプレッドシートのいずれのアプリも、複数の端末から確認できますので、パソコンとスマホ併用の方に特におすすめです。
後述しますが、なんと言ってもトレード日記は記録を続けられなければ意味がありません。なので記録のしやすさは大切なポイント。
1つの方法に拘らず、組み合わせで使う方法もぜひ検討してくださいね。
3.パソコン
パソコンのメモ帳アプリやExcelなどに自分で記録をつけていく方法で、オススメのアプリはスマホと同じく、Excel、Evernote、Googleスプレッドシートです。
いずれもスマホ連携が出来ますので、パソコンで取引していてすぐに記録できるときはパソコンから…空き時間に入力するときはスマホから…、とできるのがポイントでオススメしています。
取引しながらすぐ記録できる
画像が保存しやすい
ソフトやアプリが豊富
便利なスマホアプリで決済できるとはいえ、取引タイミングが重要なFXでは通信速度や処理速度の関係から、取引はパソコンだけで行っている方も多いかと思います。そんな方はそのままパソコンで記録を付けるのはとてもスムーズですよね。
自由度が高い分、テンプレートを作るのが手間
表計算ソフトの場合、入力した計算式が合っているのか不安になる
こちらのデメリットは、無料公開されているテンプレートを使うことで解決できますよ!
テンプレートの豊富さから考えてオススメのツールはやはり「Excel」ですね。ただ、GoogleスプレッドシートでもExcelのテンプレートは使えます。
ではテンプレートをご紹介します。
テンプレートの例
- ひな形ジャーナル:勝てるようになる!自動計算FXトレード記録表テンプレート/エクセル
- Microsoft 楽しもうOffice:収支管理表(確定申告向けなのでカスタマイズして使いましょう)
- 気まぐれ製作所:FX_トレード記録(下記Twitterの方のものです)
こちらの記事でご紹介しているプロトレーダーのORZさんもブログでテンプレートを配信してくれています。ブログではテンプレートの使い方の解説もあるので、入力の仕方から教えてくれるものが良い方はぜひ見てみてください。
テンプレートはパソコンで完成させて、日々の入力はスマホから、というのも入力のハードルが下がりますよ。
トレード日記をつけるポイント:続けられる方法を選ぼう
トレード日記をつけるポイントはたくさんあります。しかし、いちばん重要なのは「続けられること」です。
張り切りすぎて続けられなかったら本末転倒なので、まずは欲張りすぎず、「自分が続けられそう」なやり方・内容から始めましょうね。
性格・目的に合った媒体を選ぶ
記録の手法については先に解説しましたが、ご自身に合いそうな方法はありましたでしょうか?ノート派・アプリ派など、それぞれ一長一短あります。
手で書かないと頭に入らない方や、手書きが好きな方、記録が積み上がるのを見たい方はノートを選ぶ方が良いですし、スマホトレードでそのまま画像を残したい方はアプリがいいでしょう。
詳細に要素を切り分けて分析したい場合はパソコンの表計算ソフト(ExcelやGoogleスプレッドシートなど)を使うのがいいですね。
そして、先程も少し触れましたが、必ずしも一つの方法にしなくてはならないわけではありません。手書きしたあと、PDF化してアプリで保管してもいいですし、チャートを印刷してそちらに手書きでメモを足していってもOK!
トライアンドエラーで、色々試してご自身にフィットする方法を見つけ出しましょう。
記録する項目を書き出す
さて、記録のツールについては冒頭からご説明してきましたが、「何を記録するか」についても解説します。
こちらで出す要素すべてを記録しなければならないわけではありません。ご自身があとからトレード日記を見直して分析するときに、どんなことが記録として残っているといいかを考えて選択してくださいね。
記録する項目の例
- (必須)通貨ペア、ロングかショートか、損益結果、エントリー日付・時刻・ロット数、決済した日付・時刻
- (推奨)記録日、エントリー理由と予想、決済の理由
- (オススメ)リスクリワード、決済後にどうチャートが動いたか、チャート画面のスクリーンショット、その日のニュース・メンタル・体調
正式にはリスクリワードレシオ(risk reward ratio)と言い、日本語では損益比率です。具体的には利益確定の幅と損切り幅のことを指して使うことが多く、利益:損失=2:1などと言うように 割合で考えるのに使います。
こちらはGoogleスプレッドシートで作成したトレード日記の例です。最初から要素を盛り込みすぎると記録するのに疲れてしまうので、必要最低限から始めてみてください。
表計算ソフトを使うならぜひ、収支をグラフにしておくと見やすいです。一度グラフも作ってしまえば、次からは自動でグラフ化されますからそこまで手間にならないかと思います。
トレード日記をつけるメリット
トレード日記をつけるメリットは沢山ありますが、大きく3つご説明します。
やはり最大のメリットはこれで、振り返りをしないならトレード日記はつけなくてよいと言っていいほどです。定期的に記録を振り返ることで、改善点が見えてくるので、成績向上につながります。
取引履歴だけでは「え、なんでここで決済したんだろう…自分が謎」となりかねませんが、その時の自分なりの理由が残っていれば、成功している場合は再現できるようにし、失敗している場合は同じ事をしないようにすることができます。
なぜ取引したのか、一言メモでいいので書き残しておくと良いですよ。
あと意外なメリットがこちらなんです。ノートに記録を残す、ということがある意味監視作用となって、いい加減な取引をしなくなります。(だって後で「いい加減にルール破った取引しちゃった」とノートに書かなくてはならなくなるの、なんとなく嫌ですよね…)
ルールを守って取引すれば、失敗のリスクを抑えることが出来ます。つまり、トレード日記をつけると失敗のリスクを下げる効果があるということです。非常に大きなメリットですよね!
ストップロスとも呼ばれ、損失を食い止める注文方法です。
損切について詳しく知りたい方は下記の記事をご参照ください。
トレード日記のよくある悩みと解決方法
トレード日記の2大悩みと言えば、
- なかなか続かない
- 書いても分析方法が分からない
かと思います。また、「続かないから分析できない」や、「分析方法が分からないから書く意味を見出せなくて続かない」といった悪循環に陥ることもありますね。
その気持ちはよくわかります。正直、習慣化するまでは少しハードルがありますが、そこを解決する方法をそれぞれご提案します。
なかなか続かないときは、記録媒体を変える・記入項目を減らす
「メリットについてはよ~く分かった、でも面倒で続かないんだよ…」という方、「取引はいいけどそのあとのひと手間、なんとなく後回しにしちゃって記録を忘れて…」というのもあるあるですね。分かります。
そんな時は、記録媒体を変えてみることや、記入項目を減らしてみることをおすすめします。とにかく記録を付けるまでのハードルを徹底的に下げましょう。とにかく書けばOKというところまで気楽にやりましょう。
タイミングによって記録しやすい媒体が違う人は、一つに絞らず複数の媒体で記録を付けられるようにするのもいいですね(上でご紹介したように、スマホでもパソコンでも記録できるツールを使うなど)
また、一人ではモチベーションが上がらない方は、Twitter投稿で仲間を作ることも効果的です。
#FX記録、などをつけてぜひTweetしてみてくださいね。オススメのハッシュタグは下の方でご紹介しています。
分析方法がわからないときは、分析ツールがセットになったタイプを使う
FXトレード日記をつけ始めた最初は特に、何を振り返って分析すればいいのかサッパリ不明でも全くおかしくはありません。そういう方は、まずは冒頭で説明したような専用アプリを使うのがオススメです。
専用アプリであれば記録に必要な要素が含まれており、自動で表にしてくれるので、何を見ないといけないかが分かりやすいですよ。
有料の分析ツールもありますが、初心者では良しあしの判断が困難なのでまずは無料ツールで始めるのが安心です。物足りなくなってから有料のツールは検討してみてくださいね。
他の人のトレード記録を読んでみよう:おすすめトレード日記3選
他の人のトレード記録を読むのも、トレード記録の書き方の参考になるだけでなく、取引の考え方も知れて勉強になります。
6-1.FX億トレーダーぶせなブログ[スタイル:スキャルピング]
スキャルピングで数pipsを積み上げて億を稼いだというぶせなさん。毎日の損益とエントリーポイントをブログで解説してくれています。
チャートの貼り付けもあるので分かりやすいですよ。取引記録の説明が分からなくなったら、ぶせなさんがFXの基礎を解説しているページを読めばOKです。
6-2.ゾエのFXブログ[ スタイル: デイトレード]
トレード記録と、月間収支というカテゴリーがあるので是非そちらをご覧ください。
トレード記録の必須要素がコンパクトにまとまっているかと思います。
6-3.FOREX CORRELATION LABORATORY[ スタイル: スワップポイント]
こちらはスワップポイント狙いの方のトレード記録が読めます。
スワップポイント狙いだとあまり何もしないのでは…?と思う方もおられるかも知れませんが、そう言うわけではありません。読んでいただくと、「なるほどこういうことを考えるわけか!」とご自身の取引や記録にとても生かせると思います。
スワップポイントで稼ぐことを考えている方は是非参考にしてみてください。
下記の記事では、他にもおすすめのFXブロガーさんをご紹介しています。(全員がトレード日記をアップされているわけではないですが…)
冒頭にも書きました通り、スイングトレードの方のブログは見つからなかったため、ご紹介しておりません。しかし、ご自身がスイングトレードをされる場合は、「取引をしなかった」メモを残すようにしましょう。
Twitterはハッシュタグをフォローしよう
トレード記録はブログではなく、Twitterだけで配信されている方もいます。(ほかのSNS、例えばInstagramはあまり参考にならないかと思います)
いろんな人の記録を見てみたい方は、ハッシュタグをフォローするのがオススメです。
【ハッシュタグの例】
#FX記録、#FX日記、#FX結果、#FX、#USDJPYなど
こういったTweetをズラッと見ることが出来ます。
先ほどもTwitterで仲間を作ることで続けやすくすることをご紹介しましたが、ご自身でツイートする際も是非、こう言ったハッシュタグをつけてみてくださいね。
FXはなかなか孤独な作業ですが、仲間が見つかるとまた楽しくなりますよ。
まとめ
FX取引を続けていくために重要なFX日記・FX記録について本記事では解説してきました。これから始めようという方や、一度記録をつけてみたものの挫折した方々の参考になれば幸いです。
面倒な部分はありますが、実際毎日安定的に記録を取り始めると大して時間がかかる作業ではありません。しかし、続けること・定期的に振り返りを行うことで、FXの成績を向上させることができるとても大切な作業です。
ぜひ便利でご自身にピッタリのツールや手法を見つけて、トレード日記を続けてくださいね。FXもFXトレード日記もトライ&エラーです!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。