海外FXの詐欺業者はどのようにして見分ければ良いのか?具体例も交えて解説します

検索で日本語しかヒットしない海外FX業者は大丈夫なのか?新興ブローカーについても調べてみました

もし、初めて海外業者を使ったFX取引をしたいと考えた場合、まずは検索エンジン等でブローカーを調べると思います。例えば「海外FX 口座開設」とか、「海外FX 日本」などですね。

ここで検索ヒットした業者を詳しく調べてみると、気になることが出てくると思います。

それは「サイトで紹介されている海外FXブローカーって、海外(本場)では無名なんだけど?」というものです。

つまり、海外FXブローカーの中には、日本語で紹介されているブログ等は見つかるのに、「海外でその業者を使っている人が居ない」、「英語の文章がヒットしない」というものがあります。

日本語しか検索ヒットしない海外FX業者は大丈夫なのか?

A. 海外FX業者の中には、日本でサービスを展開するために新しくブローカーを立ち上げるところもあるため、一概に全ての新興ブローカーが問題だとは言えません。

ブローカーが別のブローカーを立ち上げる理由は、主に各国の取引規制などを回避する為であることが多いです。

Titan FX の例を見てみる

Titan FXは、Pepperstoneを退社したスタッフが中心となり、2014年に設立されたブローカーです。

元々、Pepperstoneは日本にもサービスを展開していましたが、2013年にオーストラリアの金融庁が日本人向けのサービスを展開している業者に、日本のマーケットからの撤退を通告したため、日本でのサービス終了を余儀なくされました。

このような背景があるため、Titan FXの利用者はほぼ日本人です。そのため、検索結果もほとんど日本語しかヒットしません。

危ないブローカーを見抜く方法について

先ほどの例では、Titan FXの誕生背景を知らない人であれば、海外では無名なことの疑念から、日本人をターゲットにした詐欺業者と間違ってしまっても仕方ありません。

では、どのようにしてブローカーの良し悪しを判断すれば良いでしょうか。

①金融ライセンス

まず一番は、そのブローカーが保有する金融ライセンスです。マイナーな国のものでも、一切持っていないよりは遥かにマシです。

金融ライセンスを保有している業者の場合は、HPに記載があるはずですので、必ず最初に確認するようにしましょう。

②FPAをチェックしてみる

FPA(Forex Peace Army)は、海外の口コミサイトです。

もちろん書き込みの中には、有用なものもあればそうでないものもあります。全てに信憑性がある訳ではないため、書かれている情報には注意が必要です。

海外FX業者を選ぶ際は、日本語のページ以外にも、海外の情報も一緒に調べてみることが大切です。

新興ブローカーを検証してみる

それでは、これらの注意を踏まえて、以下の海外FXブローカーを検証してみましょう。

巷で流行っている(?)XLNTradeとis6comという海外の新興ブローカーがあります。

XLNTrade

まずは XLNTrade です。

運営者について https://www.xlntrade.com/jp/about/about-us/

ここを読むと、住所が

56 Griva Digeni Avenue, Anna tower, First floor, 3063, Limassol, Cyprus

となっており、さらに

XLN Tradeは、Eqron Ltd, Suite 305, Griffith Corporate Center, P.O Box 1510, Beachmont Kingstown, St. Vincent and the Grenadinesによって運営されているブランド名です。

このように記載されています。

どうやら XLNTrade の本社住所はキプロスで、そこの運営母体であるEqron Ltdという会社はセントビンセント・グレナディーン諸島にオフィスがあるようです。

試しに、Googleで住所「56 Griva Digeni Avenue, Anna tower, First floor, 3063, Limassol, Cyprus」を検索してみましょう。

K-DNA Financial Services LTDという会社の住所と一致しました。このサイトにXLNTradeの文字は見当たりませんが、どうやらここがXLNTradeの親会社のようです。

この会社は FinMarket.com というブランドも立ち上げているようで、察するにライセンス形態や国別に、顧客ターゲットを切り替えてサービスを展開しているといったところでしょうか。

また、この会社はキプロスの金融ライセンスを保持していますので、ある程度の信頼性はあると判断して良いと考えます。 ※あくまでも親会社の場合ですが

そして、Eqron Ltdの住所「Suite 305, Griffith Corporate Center, P.O Box 1510, Beachmont Kingstown, St. Vincent and the Grenadines」を調べてみたところ、

様々な会社で書かれている住所と一致しましたが、これはオフショア法人の登録住所なので、恐らく単なるバーチャルオフィスでしょう。(場所は同じですが、会社名が異なります)

本拠地はキプロスにあることが事前に記載されていたので、実際のスタッフはキプロスで働いていると考えられます。

オフショア法人とは?

オフショア法人とは、金融ライセンスを保有するまたは登記している国以外からサービス展開を行っている業者のことです。

XLNTradeを例にすると、キプロスの法人が子会社(この場合はEqron Ltd)を国外に置くということです。このように会社を分ける理由としては、資産管理や税制面・各国の取引規制などを回避する為だと考えられます。

オフショア法人の設立や運営自体は、なんら違法性はなく、世界の金融業、貿易業、ネットビジネスなどで広く活用されています。

海外FXを批判する方の中には、このオフショア法人の住所を調べ上げ、架空業者でさも詐欺であるといった指摘をする方がいらっしゃいますが、はっきり言って間違いです。老舗で歴史があり、海外で名が知れ渡ってるブローカーも、国外でサービスを展開する上では、十中八九オフショア法人を使っています。

先述のように親会社はキプロスのライセンスを保持しているようですので、資金を持ち逃げされるといったことはまず無いと考えて良いと思いますが、XLNTradeのサイトに金融ライセンスの記載が一切ないため、確実性はありません。

ちなみに、FPAの口コミは1件もみつかりませんでした。

運営期間も浅いため、海外FXを始めたい方で、一番最初のブローカーに選びたい、といった方には全くお勧めしません。ある程度、海外FXの利用経験のある方でも、使うなら少額に留めた方が良いのではないでしょうか。

is6com

次に、is6com です。

本社は

Second Floor, The Quadrant, Manglier Street Victoria, Mahe, Seychelles

となっています。これも恐らく、オフショア法人のバーチャルオフィスでしょう。見たところ親会社も無く、金融ライセンスの記載も一切ありません。

判断材料が少ないので何とも言えませんが、is6com自体が日本人によって設立されたオフショア法人である可能性もあります。先ほどのブローカーに比べ、安心して使うことが難しいのではないかという印象です。

サイトに書かれているサービス内容も、非常に信憑性が乏しいと言わざるを得ません。

is6comは出金拒否の事例がある

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さらに、規約を確認したところ、10Lot以上の取引を行うには事前連絡が必要のようですね。

しかも、事前に連絡をしないと利益の取り消しが行われ、出金も拒否されることがあるそうです(どんな業者ですかそれ・・・)。

FPAの口コミは一応見つかりましたが、どれもパッとしない内容です。

また、調べてみるとリクオートやレート飛びなどの報告も頻繁にあるようで、恐らくはNDDではなくDD取引を行っている業者だと思われます。少額ならある程度は出金できるようですが、それもいつまで続くかわかりません。

確実にゼロカットされるという保証がない

2社共に言える懸念材料として、本当にゼロカットは発動するのかということです。

過去にあった海外FXの追証事例

FXDDという海外FXブローカーは、ゼロカットシステムを採用していたにも関わらず、2015年のスイスフランショックでは、顧客に対して追証を請求しました。

今後、スイスフランショックのように相場が大変動した際も、本当に問題なくゼロカットが発動するかどうかわかりません。

結論

まだ設立して日が浅いので何とも言えませんが、is6comに比べると、親会社が金融ライセンスを保持しているあたり、XLNTradeは比較的大丈夫かもしませんが、海外の情報が少ないので、念の為用心した方が良いでしょう。

逆に is6com の利用は、全く推奨できません。マイナーな金融ライセンスすらも保持していないようですが、果たしてこのような会社にお金を預けられるでしょうか。先述のように出金拒否の事例もすでに発生しています。

このような業者には一切関わらないことをおすすめしたいと思います。

私が利用しているメインブローカー

オールインワン計算機
XM専用計算ツール

必要証拠金、最大購入可能ロット、ロスカットまでの余力、ポジションを取った時の証拠金維持率などを計算できます。

ABOUTこの記事をかいた人

普段は会社員として某製造メーカーの社内SEをする傍ら、主にEAを使ったFX自動売買を行っています。呑み行為の蔓延る国内業者に嫌気が差したのがきっかけで、海外FXに移行。今ではもっぱら海外のブローカーを使いまくっています。実体験を基に、信用できる情報発信ブログを目指していきます。