ゼロカットのタイミングはいつ？XMでいち早く採用されているゼロカット方式について

海外FXでは、もはや当たり前のように導入されている仕組みが「ゼロカット方式」と呼ばれるもので、2018年8月以降は、欧州圏の金融監督当局によるESMA規制でもこの方式を導入して顧客保護にあたることが必須の要件とされています。今回は、このゼロカット方式について詳細をご説明します。

国内の店頭・取引所FXでは、証拠金を超える損失が出る可能性がある

国内のFX業者の取引では、強制ロスカットが設定されていることから、万一相場が暴落して自らストップロスを設定していなくても、証拠金以上の損失は出ないと考えている個人投資家が非常に多いわけですが、実際には規約にも記載されているとおり、場合によっては投入証拠金を上回る損失が生じて、追証を業者から求められるケースが実際に多数起こっています。

2015年1月にはスイス中銀が突然、政策ポリシーを変えて対ユーロでの一定水準介入を突如として中止したことにともなう相場の暴落や、同年8月の中国人民銀行による人民元の切り下げ政策に端を発した暴落では、証拠金を超える損失をかかえたFX個人投資家が続出し、追証の支払いを求められて裁判沙汰にもなっていますが、結局約款に記載されている事項であることから、個人投資家に勝ち目はまったくない状態となりました。

ゼロカット方式は、証拠金以上の損失を顧客に請求しない方式

XMが導入しているゼロカット方式は、相場がそのような状況になったとしても、XMは顧客が入金した保証金以上の追証請求を一切行わない仕組みとなっており、もっとも確実で安全な利用者保護の方法といえるのです。

この方式は、既に欧州圏のFX業者では実装が義務付けられていますが、日本では金融庁は一切こうした仕組みの導入を認めていません。これは過去90年代を中心に、国内で証券会社が顧客の損失を補填して刑事処罰の対象となったことから、FX業者がマイナス損失を顧客に請求しないことを固く禁じているためです。

利用者をリスクから守るという点では、業者のレバレッジ規制などを変更するよりも、もっとも大きな効果を発揮するものであることは間違いなく、国内FX業者を利用するよりもXMで取引したほうがより安全であるといえる状況になっているのです。

XMでは、FXビジネススタート当初からこの仕組みを導入しており、実際にこれまでどんな暴落が起きても顧客は一切追証を求められていません。

こちらは、スイスフランショックの翌日（2015年1月16日）に届いたメールです。

昨日のスイス国立銀行 によるEUR/CHF の上限撤廃の決定の結果、XM には影響がないことを弊社のお客様に保証致します。今回の件における弊社のビジネスへの総括的な影響は取るに足りないものであります。

このように、海外FXのXMには日本のFX業者には存在しないような仕組みもしっかり導入されています。

XMのゼロカットシステムについて

いつゼロカットされるのか？

XMのゼロカットは、自動システムによって不定期に行われています。それゆえにタイミングもバラバラで、数分でゼロリセット（残高が0）される場合もあれば、数日経過してもリセットされないこともあります。

ゼロカット（リセット）をすぐに行うためには？

マイナス口座へ追加入金をすることで、口座残高の見直しが行われます。
この時、同時にマイナス残高のリセットが行われ、追加入金額が全額、口座に反映されます。そのため、入金した金額がマイナス残高に吸収されることはありません。

もしボーナスが残っていた場合は、残高のマイナス分に補填されます。

パターン例1： ボーナスが口座にない場合

パターン例2： ボーナスが口座にある場合(且つマイナス残高よりボーナスが多い場合)

パターン例3： ボーナスが口座にある場合(且つマイナス残高よりボーナスが少ない場合)

複数口座を持ってる場合のゼロカットはどうなるのか？

XMのゼロカットは、マイナス残高が発生した口座のみ行われます。口座ごとに残高は独立しているため、他の口座から勝手にマイナス分が補填されることはありません。

ゼロカットシステムの回数制限はあるのか？

ありません。何回でも残高がマイナスになった際には、ゼロカットが行われます。

ゼロカットを行うために必要な設定や条件はあるのか？

XMで口座開設して取引を始めた時点で、ゼロカットの対象口座になります。口座開設後の設定は不要で、特別な取引条件が課せられることもありません。

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