まず初めに、cTraderって何?という方はこちらの記事をご覧いただければと思います。
目次
理由その1: スプレッドが業界最狭水準
上記の画像は、Tradeviewのリアルタイムの各通貨のスプレッドを録画したものです。ご覧いただくと分かるとおり、スプレッドはとても狭いです。中には、日本国内のFX業者よりも狭い通貨ペアもあります。これは、リクイディティプロバイダ(LP)の提示レートが直接反映されているためです。
ただし、実際の取引では、スプレッドが狭い代わりに手数料を支払う必要があります。そのため、ECN方式の口座では別途取引手数料が発生します。
下記の表は、実際に取引手数料を含めた実質スプレッド(取引コスト)です。
通貨ペア | Cトレーダー口座(ECN方式) |
---|---|
USDJPY | 0.6pips(0.1pips) |
EURJPY | 1.4pips(0.4pips) |
GBPJPY | 1.0pips(0.5pips) |
AUDJPY | 1.0pips(0.5pips) |
EURUSD | 0.7pips(0.2pips) |
GBPUSD | 1.0pips(0.5pips) |
※往復取引手数料5ドル/10万通貨=0.5Pips。カッコ内は平均表示スプレッド。
理由その2: 取引手数料も安い

Cトレーダー口座はECN方式ですので、先述の通り取引手数料が発生します。
その取引手数料も、日本人が口座開設できる海外FX業者を比較した中では特に安いです。
下記の比較表を見てみましょう。
海外FX業者 | ECN口座往復取引手数料 | Pips換算 |
---|---|---|
Tradeview | 5ドル / 10万通貨 | 0.5Pips |
TitanFX | 7ドル / 10万通貨 | 0.7Pips |
Axiory | 6ドル / 10万通貨 | 0.6Pips |
XM | 10ドル / 10万通貨 | 1.0Pips |
FBS | 12ドル / 10万通貨 | 1.2Pips |
取引コストを抑えたいという人には、Tradeviewが一番良いということが分かりますね。
理由その3: スリッページが公正に発生する
流動性が著しく低下する朝方など、注文したいレートの取引ボリュームがマーケット上にない場合、次に近いレートを探しに行く過程では、当然ながらスリッページが発生します。
国内FX業者のほとんどはDD方式を採用しているため、ポジティブスリッページが発生することは滅多にありません。しかし、TradeviewのcTraderではインターバンク市場までの注文がダイレクトに行われるので、ポジティブスリッページも公正に発生します。
理由その4: 取引レートの信頼性が高い

TradeviewのサーバーはEquinix社のものが採用されており、ロンドンに設置されています。

サーバーはロンドン(LD4)にございます。
Equinix(LD4)は多くの国際的金融機関や大手のヘッジファンドがメインサーバーを構えているデータセンターでもあり、そこにTradeviewのサーバーも同居しているため、よりレスポンスの速い取引が可能となっています。
また、cTraderは、DMA(ダイレクトマーケットアクセス)を実現しているので、Tradeviewのリクイディティプロバイダ(LP)から提示された取引レートを直接利用することができます。
繋がっているLP(価格提供元)は200以上
以下のURLから、Tradeviewのカバー先を一部見ることができます。
https://www.tradeviewprime.com/institutional-forex-jp/liquidity-pool-jp/

このようにリクイディティプロバイダー(LP)を開示していることからも、透明性は非常に高いと言えます。繋がっているLPの数も200以上と、取引参加者が多いためマーケットの流動性も良好です。
また、100社以上のホワイトラベル業者にトレード環境を提供しているということからも、その自信が伺えます。
ホワイトラベル業者とは、FXブローカーからシステムを借りて、独自のブランドでFX会社を運営しているかの様にサービスを提供している業者のことです。インフラをパッケージ化して卸売するイメージですね。
つまり、「あのFX業者の中身も、実はTradeviewのシステムを使っていた」という場合もあるということです。この場合、ホワイトラベルの人たちは技術的な心配をすることなく、顧客サービスに専念することができるメリットがあります。
ちなみに、AxioryでもcTraderが利用可能なECN口座プランを提供していますが、ここはLPが全部で13社(※2019年7月現在)です。Tradeviewは 200以上なのでその差は歴然です。
LP(価格提供元)が多いほど取引参加者も多いということになり、その分引き当てられるプライスボリュームも増えるので、急激な相場変動時などでも価格乖離をより小さくできます。
理由その5: 顧客の資金管理がとても厳しい
Tradeviewは、最大35,000ドルまでの信託保全に加入しています。万が一、Tradeviewに何か起こっても、顧客の資金は約420万円ほどまでならば、返還される仕組みです。
また、顧客の資金は外部会計監査機関 Mainstream Group Holdings LTD (旧 FundAdministration )との信託契約による監査・管理のもと、運営資金とは完全に分別され、スペイン最大のサンタンデール銀行に保管されます。
Mainstream Groupは、ヘッジファンド,ブローカー・ディーラー,ファンドオブファンズの資産やCTA・CAPなどの口座に対し、財務会計,コンサルティング,管理事務を提供している会社です。
Tradeviewへの入金は、 Mainstream Group Holdings LTDによりアンチマネーロンダリング(AML)対策に基づいた確認がされた後に取引資金となります。

このように、顧客の利益も証拠金も、Tradeview の会社が利用している口座とは別に分別管理されています。
理由その6: ライセンスの信頼性が高い

Tradeviewが保有している金融ライセンスは「ケイマン諸島金融庁(CIMA)」、ライセンスナンバーは 585163 です。
CIMAライセンスを取得しているFX業者は非常に少ないため、「何だか聞いたことがない…マイナーなライセンスかな」と思われた方もいらっしゃるかもしれません。
ケイマン諸島は、カリブ海にあるイギリスの海外領地の島々のことです。つまり、法律はイギリスの法律、規制、監視体制をとっています。そのため、ライセンスの信頼性は最高水準に等しいレベルです。
いわゆるオフショア法人ですが、このオフショアのライセンスを取得するための敷居もかなり高いと言えるでしょう。
理由その7: 国内銀行送金・カード入金に対応している
2019年9月から、Tradeviewでは国内銀行送金・カード入金に対応しました。これまでは国内銀行から振込を行いたい場合は、海外送金で行うしかありませんでしたが、ここに来て便利なアップデートです。

※Flutterwave(カード入金)はドル送金となりますが、円建て口座へ着金が可能です。
また、bitwalletが使えますので、そちらから国内銀行振込・カード入金等を利用することも可能です。
bitwalletを介したカード入金は完全手数料無料

bitwalletを介したカード入金を行う場合は、bitwalletで発生するカード入金手数料(4~5%)をTradeview側が負担してくれるため、手数料無料で入金することができます(※Tradeviewのbitwallet入金ページから手続きを行う必要があります)。
Tradeview で覚えておきたいこと

ボーナスは一切なし
Tradeviewは、スプレッド・約定力・サーバーなどの取引環境に力を入れている代わりに、ボーナスなどを一切提供していません。ボーナスを期待しているトレーダーにとっては、大きなデメリットに感じてしまうかもしれません。
しかし、Tradeviewの取引環境や信頼性を考慮すると、大ロットの取引や裁量トレードをメインに行いたいユーザーにとってはメリットの方が大きいでしょう。
休眠口座の制度はなし
XMのように、90日間トレードしない場合は口座が休眠口座になってしまう、といったことはありません。そのため、資金を入れっぱなしにした状態で長期間利用しなくても、維持費が引かれていくこともありませんし、口座が凍結されるといったこともありません。
出金のルールは他の海外FX業者と同じ

Tradeviewも他のFX業者と同じく、出金額は入金方法と同じ手段で出金しなければなりません(※)。これはマネーロンダリング対策として海外FXではお決まりのルールですね。
ただし、国内銀行送金で入金していた場合、同じ手段(国内銀行送金)による出金はできないため、他の方法(bitwallet等のオンラインウォレットや海外銀行送金)を選択する必要があります。
注意点としては、以下のような内容です。
- カード入金の履歴がある場合、入金分までは返金処理されます(利益分の出金はカード以外の方法で行う必要があります)。
ただし、カード入金または海外銀行送金による入金しかしたことがない場合、利益分の出金は海外銀行送金一択となります(一度でもbitwalletなどの電子ウォレットを使って入金していれば、利益分の出金はそちらを利用できます)。 - 暗号通貨をbitpayで入金していた場合は、利益分もbitpayへ出金可能です。
このように、入出金が紛らわしいのは、どの海外FX業者でも同じですね。Tradeviewも例によって、出金のことも一緒に考えて入金しないと後々の手続きが煩雑になってしまいます。
初回最低入金額が10万円

海外FX業者に、最初から10万円を突っ込むのは抵抗を感じる方が多いかもしれません。cTraderはもともとECN用に開発された上級者向けのツールですし、大口取引の場合でも瞬時に約定できる仕組みを整えているので、この辺りの条件はやむを得ないかもしれません。
また、Tradeviewの口座は円に対応しているため、入金もそのまま円通貨で行えます。為替差益を考える必要がないので、この点は確定申告の際に計算がとても楽です。
Uphold.comからの入金を行うには、まずUpholdにログインしてアカウントに資金を入金しておく必要があります。
Upholdの残高が0の状態でTradeviewから入金を行うと、 一瞬だけUpholdの画面が表示されますが、すぐにTradeviewへ戻ってしまうため注意してください。
証拠金維持率が100%
Tradeviewは証拠金維持率100%以下になると、保有しているポジションは全てロスカットされます。XMのロスカットラインが20%ですので、比較するとかなり高いです。そのため、維持率ぎりぎりのハイリスクなトレードには向いていません(もちろんマイナス残高はゼロカットされますが、実際このような取引はかなり嫌がられます)。
ただし、資金をある程度維持してリスクを抑えたいなら、ロスカットラインの高いTradeviewは相性が良いと言えます。
cTraderのレバレッジは400倍に変更できる

多くの紹介サイトでは、Tradeviewのデメリットとして「レバレッジの低さ」を挙げていますが、これは間違いです。
Cトレーダー口座を開設したら、最初はレバレッジが200倍になっています。レバレッジ変更申請をすると400倍に変更することが可能です(※口座に10万円以上入金済みであることが条件です。)
URL:Tradeview口座 レバレッジ変更申請ページ
https://fx.tradeviewforex.com/jp/leverage-change/?url=ja/accounts/forms/leverage-change
正直言うと、cTrader口座以外はあまりおすすめしない
MT4を扱うILC口座、Xレバレッジ口座では500倍までレバレッジを利用することが可能ですが、あまりおすすめしません。
以下がその理由です。
ILC口座はあまり良い印象が無かったので、私はあくまでもcTrader口座の利用をおすすめしたいと思います。※2017年の事象なので、もしかすると今は改善されているかもしれません。
(追記)少し調べてみたのですが、MT4口座に違和感を感じる方は私の他にもいらっしゃるみたいです。
TradeviewのMT4止まってるよね??
決済できん— Ryota/ウェズ/WEZ (@syukyu_ryota) May 30, 2019
tradeviewのMT4 18:35から18:44に飛んだんですが…
ctraderは通常通り— テベ (@tv_congiro) May 21, 2019
(cap: url)
LPの契約が変わったというツイートもあったのですが真相はよくわかりません。
恐らく、MT4ではブリッジ(ILC)を経由してLPに繋がっていることが関係していそうです。Cトレーダー口座では、ブリッジがなく直接APIで繋がっているようなので…。
実際の使用感として、cTrader口座は使用開始当時から全く問題なく、高ロットの秒スキャでもきちんと滑らずに約定されるので、裁量トレードではとても役に立っています。
公式ページがわかりにくい
新規登録や会員ページはお世辞にも作りが良いとは言えません。パッと見では「この会社大丈夫だろうか?」という疑念を抱いてしまうレベル(私だけ?)。
よく使う操作パネルだけでも、ひとまとめにしたかったので以下のページを作りました。
(結局はただURLを集めただけで、使い勝手は変わらないのですが…。)
また、どうでもいい事ですが TradeviewとTradingview、名前は似ていますがこれは全くの別物です。ご注意ください。