今回は「S&P500(エス・アンド・ピー500)」というCFD銘柄を特集します。S&P500とは、アメリカの代表的な株式指数の1つです。
FXトレーダーにはあまり聞きなれない銘柄かもしれませんが、長期の積立投資やiDeco(イデコ)では頻繁に紹介されています(一般的にはダウ平均株価の方がニュースで頻繁に取り上げられているような気もしますが…)。
ダウ平均株価は米国の代表的な企業30社の株価指数ですが、S&P500は500社の株式指数です。まさにアメリカ経済を反映している株価指数といえます。アメリカの経済=世界の体温計とも呼ばれるぐらいなので、投資家の注目度は非常に大きいです。
結論から言うと、私は、ダウ平均株価よりもS&P500のトレードの方がおすすめです。世界的に有名な投資家であるウォーレン・バフェットも妻への遺言でS&P500への投資を推奨しているというエピソードがあります。
- CFD銘柄にも挑戦してみたい
- S&P500をトレードしてみたい
- S&P500の動き方の特徴を知りたい
- XMでS&P500のトレードをしてみたい
- XMの先物(Futures)や現物(Cash)の違いを知りたい
S&P500指数は、XM(XMTrading)でもUS500という銘柄名でトレードができます(もちろん、同じ口座内でです)。また、他の海外FX業者と異なり、XMには同じS&P500でも現物(Cash)、先物(Futures)の2つの銘柄があります。それぞれにメリット・デメリットがあるので、特徴を覚えておきます。
- S&P500って、そもそも何?
- S&P500とダウ平均株価の違い
- XMでS&P500をトレードするメリット
- XMの限月チャートや証拠金
- S&P500の具体的なトレード手法
- S&P500で環境認識を行う方法
目次
バフェットがおすすめするS&P500
S&P500はアメリカの経済成長
S&P500は米国を代表する株価指数です。アメリカの有名な株価指数は主に3つあります。
- ダウ平均株価(US30)
- ナスダック(US100)
- S&P500(US500)
どの指数も経済ニュースでよく聞きますが、イマイチ違いが分からないという方も多いと思いますので、簡単にまとめました。
S&P500は過去10年で3.5倍になった
XMの銘柄名はUS500です。
米国の主要企業で、ニューヨーク証券取引所やナスダック等に上場している代表的な企業500社が選ばれ、算出されています。NASDAQとの違いは、米国企業のみが選出されていることです。S&P500はアメリカ企業の株価指数を示すことを目的にしているので、アメリカ合衆国の企業しか含まれていません。
リーマンショックのあと、ずっと継続的な上昇トレンドが続いています。2010年からの成長は約3.5倍です。コロナ禍になっても、最高値を連日のように更新しています。
2008年のリーマンショックの後から上下に揺られながらも、上昇トレンドが続いていることが分かります。2020年のコロナショックの後は、さらに勢いを付けながら上昇しています。
賛否両論ありますが、実際に利益を得ている投資家は非常に多く、アメリカの経済成長が続いていく限り、S&P500の価格も上昇するということが期待できます。
S&P500ならリスク分散投資が可能
私がS&P500のトレードをおすすめする理由の1つは、バランスのよい銘柄構成になっているからです。
セクター | 銘柄名 |
航空 | アメリカン航空 ユナイテッド航空 |
金融 | VISA |
財務 | JPモルガン証券 |
食品 | コカ・コーラ |
アパレル関係 | ナイキ(Nike) |
IT関係 | Google(グーグル) Amazon(アマゾン) Microsoft(マイクロソフト) |
自動車 | フォード自動車 |
上記以外にも様々なセクターの企業がS&P500の中に含まれています。
バランスのよい構成銘柄のメリットをコロナショックを例に考えてみます。
2020年のコロナショックによって外出自粛が促され、飲食店や航空会社の業績悪化から株価の大幅下落という流れとなりましたが、一方でステイホームの影響によって需要が増加したIT関連株が急上昇し、結果的にS&P500は急騰しました。
このように、S&P500は銘柄の業種のバランスが良いので、個別株価よりもリスクが分散できるというメリットがあります。
- S&P500はバランスの良い構成銘柄
- S&P500はアメリカの経済成長を示す
S&P500は、アメリカの主要企業500社の株価から算出されている株価指数です。実は、S&P500以外にも「S&P」が頭についている株価指数が4つあります。株式銘柄は、企業の規模に合わせて、大型株や中型株、小型株に分類できます。S&P500は、その中の大型株と言われる企業500社を対象にしています。
S&Pの種類
S&P100 | 超大型株100銘柄 |
S&P400 | 中型株400銘柄 |
S&P600 | 小型株600銘柄 |
S&P1500 | 大型株・中型株・小型株のうち、1500銘柄 |
上記は、すべてアメリカ企業のみで構成される株価指数です。
ナスダック100指数とダウ平均株価
XMの銘柄名はUS100です。
NASDAQ(ナスダック)には米国企業だけでなく、他の国籍の企業も上場できます。日本企業であれば、日産自動車(NSANY)や任天堂(NTDOY)が上場しています。
NASDAQ100指数に含まれている企業で有名なのがGoogle(Alphabet), Amazon, Facebook, Appleの4社、通称GAFA(ガーファ)と呼ばれるIT企業です。他にもTwitterやマイクロソフト、テスラやNetFlix(ネットフリックス)も含まれています。
また、ナスダック100指数の特徴は金融銘柄が含まれていないことです。そのためIT企業の株価に影響を受けやすく、リーマンショックのような金融危機の影響を受けにくいという性質があります。
ダウ平均株価は、日本でも最もよく知られているアメリカの株価指数かと思いますが、米国の超優良企業30社の平均株価です。
ダウ平均株価は、S&Pと同じようにバランスの良い構成銘柄になっています。ただ、構成銘柄が30社と少ないので、S&P500と比較すると1つ1つの株価の影響を受けやすいです。
S&P500に少額投資できるXM
S&P500を構成しているのは、アメリカの主要企業です。その中にはアップルやマイクロソフト、Amazonなどの巨大企業もあれば、日本には馴染みのない会社も含まれています。
XMのCFDトレードであれば、MT4なら最低2~3万円あれば、S&P500のCFDトレードが可能です。さらに、レバレッジは100倍なので、長期ではなく短期のトレードで一気に稼ぎたい方に向いており、少しの変動であっても、大きな利益を狙えます。
S&P500(US500)のトレード【準備編】
XMでS&P500のトレードを始めてみます。
まず、MT4を起動し、XMの通貨ペアリストを見ると、「CFD Cash>US500-Cash」「CFD Futures>US500-MAR21」の2つの銘柄が存在することがわかります(違いについては後述で解説します)。この2つの銘柄をトレードスタイルで使い分ければ、取引コストの削減にもつながります。
また、FX通貨ペアとロット数のイメージが若干異なります。FXトレードで1.0 Lotは10万通貨なので、すでに大きなロット数ですが、US500のCFDトレードの最小取引数量は1.0 Lotですし、損益の計算方法も異なります。
トレードを始める前に、XMのCFD取引のルールを確認しておきます。
※この章では、XMの銘柄名:US500で表記します。
US500は早朝以外トレード可能
FXは平日24時間トレードができますが、CFDは銘柄によって取引時間が異なります。US500の取引時間を表にまとめました。
取引時間 (標準/冬時間) |
取引時間(夏時間) | |
US500 | 月曜日07:05~土曜日05:10 ※平日05:15~05:30、05:55~07:05はメンテナンス |
月曜日06:05~土曜日04:10 ※平日04:15~04:30、04:55~06:05はメンテナンス |
※日本時間
日本時間の早朝時間以外はトレードができます。ほぼFX通貨ペアと変わらない水準だと思います。ちなみに、ナスダック(US100)やダウ平均株価指数(US30)も同じ取引時間となっています。
US500の必要証拠金は数万円
S&P500をトレードするのにどれぐらいの証拠金が必要なのか、確認してみます。
S&P500のエントリー価格 x ロット数 x 1%
- ロット数 = エントリーした時のロット数
- 1% = S&P500の必要証拠金率
上記の計算式に当てはめてみます。
例)S&P500の価格が4,000ドルの時、1ロットの買いエントリーをする場合
4,000(USD) x 1.0(Lot) x 0.01(1%) = 40 USD (4,200円)
⇒ 必要証拠金 : 約4,200円 (40 USD)
例)S&P500の価格が3,880ドルの時、10ロットの売りエントリーをする場合
3,880(USD) x 10.0(Lot) x 0.01(1%) = 388 USD (40,740円)
⇒ 必要証拠金 : 約40,740円 (388 USD)
※執筆時の近似値
USD/JPY=105.000と仮定する
CFD取引計算ツールを公開しました
必要証拠金以外にも、1Pips当たりの損益額や実効レバレッジ、ロスカット到達レートなどを即座に確認できるように、「CFD計算ツール」を公開しました。
- CFD計算ツールのページにアクセスします。
- 通貨ペアの欄は「US500-Cash」を選択します。
- 現在の有効証拠金とトレードしたいロット数を計算します。
必要証拠金について
- 必要証拠金
- 余剰金
- 強制ロスカット損失額
- 1pipsあたりの損失額(円)
ロット/証拠金維持率など
- 最大購入可能枚数
- ロスカットまでの余力Pips
- ロスカット到達レート(買い)
- ロスカット到達レート(売り)
- 実効レバレッジ
- 証拠金維持率
通貨レートや円換算などのデータは自動的に取得されます。このCFD計算ツールはUS500だけでなく、US30やGOLD、OILなどXMが扱っているCFD銘柄に対応しています。計算の手間が省けるのではないかと思います。
MT4もMT5もUS500を取引できますが、トレード条件が大きく異なります。以下に表でまとめてみました。どちらも同じスタンダード口座です。
MT4 | MT5 | |
最小ロット数 | 1.0 Lot | 0.10 Lot |
最大ロット数 | 12,500 Lot | 350 Lot |
最低必要証拠金 | 約4,200円 | 約420円 |
有効証拠金1万円のとき 最小取引単位のレバレッジ |
約40倍 | 約4倍 |
※S&P500=4,000 米ドル USD/JPY=105.000として計算
MT5は最小ロット数が0.10 Lotなので、有効証拠金が1万円もあれば、余裕をもってポジションを保有できると思います。一方、MT4でトレードする場合、数万円の有効証拠金があったほうがトレードしやすいかなと思います。
US500の損益計算方法
CFDの損益計算方法ですが、意外と単純です。以下の図をご覧ください。
例えば、4,000 USDのときに1.0 Lotの売りエントリー(番号1)をしたと仮定します。
損益(円) = ロット(Lot) x 損益幅(USD) xドル円レート
3,900ドルまでUS500の価格が下落したら、損益幅の計算式は以下のとおりです。
4,000 - 3,900 = 100 USD
100 USDを円換算します。
ドル円レートを105.000とすると、
100 USD x 105.000 = 10,500円
つまり、1.0ロットの売りエントリーをして4,000⇒3,900まで下落したら10,500円の利益となります。
同じように4,000 ⇒ 3,500まで下落したとき、ロット数が 5.0 Lot の損益幅を考えてみます。
5.0(Lot) x 500(USD) x 105.000 = 262,500円
26万2,500円の利益となります。FX通貨ペアと単位のイメージが異なりますので、慣れるまでは慎重にトレードしてください。実際、コロナショックではわずか数日で500~600ドルのボラティリティになっていました。
FX通貨ペアを上回るボラティリティになることもあるので、過剰なポジション量には注意が必要です。
現物(Cash)と先物(Futures)の違いを理解する
XMのCFD銘柄には現物(Cash)と先物(Futures)の2種類があります。それぞれの特徴を覚えておけば、取引コストを削減することができます。
現物(Cash) |
|
先物(Futures) |
|
現物(Cash)は期限がなく長期保有ができるので、通常のFXトレードとイメージは似ています。
一方、先物(Futures)は限月チャートなので、期日になるとポジションが強制決済されます。期日以降にはチャートをMT4/5に表示することはできません。「アップデート待機中」と表示されたままになります。
以下に特徴をまとめました。
現物CFDと先物CFDの違い
現物 | 先物 | |
スプレッド | 狭い | 現物の2倍 |
配当調整金 | あり | なし |
スワップポイント | あり | なし |
決済期限(限月) | なし | あり |
先物取引の限月チャート
例)US500-MAR 21
⇒ US500先物 3月2021年
チャート名の先頭(番号1)に「銘柄名」が記載されています。S&P500であれば、「US500」です。次の「MAR」が限月を示す英語の頭文字(番号2)です。各月の英文字をまとめてみました。
各月の英語の頭文字です。
JAN ・・・ 1月 FEB ・・・ 2月 MAR ・・・ 3月 APR ・・・ 4月 MAY ・・・ 5月 JUN ・・・ 6月 |
JUL ・・・ 7月 AUG ・・・ 8月 SEP ・・・ 9月 OCT ・・・ 10月 NOV ・・・ 11月 DEC ・・・ 12月 |
最後尾の「21」は西暦の下2桁を示しています。21ですので、「2021年」という意味です。日付ではありませんので、ご注意ください。
スプレッドは現物の方が狭い
現物銘柄の方が先物銘柄よりも狭いスプレッドに設定されています。銘柄にもよると思いますが、US500の場合、先物銘柄のスプレッドは現物銘柄の約1.8倍です。現物はスワップポイント・配当調整金の付与/徴収がありますが、スプレッドは狭く設定されています。
日付をまたいでポジションを保有するのであれば、先物銘柄の方が取引コストはお得です。
スワップポイントと配当調整金は現物のみ
実際の株取引をすると、配当金を受け取ることができます。配当金とは、企業の業績が良かったとき、株主に利益の一部を還元する仕組みのことです。
株価指数の構成企業が株主に配当金を支払う場合、本質的に配当額分だけ会社の株価に影響を与えてしまいますね。CFD取引は価格変動差を狙った投資なのですが、不公平にならないように、実際の株取引で配当金を受け取れるのと同じように、配当金調整金を受け取ることができます。
- 現物の買いポジション ・・・ 配当調整金が付与される
- 現物の売りポジション ・・・ 配当調整金が徴収される
スワップポイントは、ポジションを保有したままロールオーバー(日本時間早朝)を超えた時点で発生します。XMは、US500の現物買いポジション、売りポジションどちらもマイナススワップに設定しています。
現物の売りポジションを保有したまま日付を超えて保有してしまうと、マイナススワップが発生し配当調整金も徴収されます。
配当調整金
日付(2021年) | 1.0 Lotあたりの配当調整金(USD) |
2/22 | 0.323 USD |
2/23 | 0.08 USD |
2/24 | 0.059 USD |
2/25 | 0.603 USD |
2/26 | 0.429 USD |
上記の例では、2/22~2/26までの1週間US500の買いポジションを1 Lot保有すると、1.032 USD≒108円の配当調整金を受け取れます。銘柄ごとに異なり、不定期で付与されます。
US500の場合、指数を構成している企業が500社なので、毎日少しずつ配当調整金が付与/徴収されます。ですから、売りエントリーをしても、よほど大きなロット数を保有しない限りそこまで気にする必要はないと思います。これもUS500(S&P500)のメリットだと考えています。
スワップポイント
ロング | -0.33 USD/Lot |
ショート | -0.31 USD/Lot |
※執筆時点
スワップポイントもそこまで気にする水準ではないと思います。ロングとショートのどちらもマイナスというのはかなり厳しいですが…。XMの裁量でスワップポイントは決定されるので、致し方ありません。
銘柄が変わりますが、US30(ダウ平均株価)の現物売りポジションは注意してください。予想以上の配当調整金が設定されている場合があります。
US500と比較すると、US30(ダウ平均株価)は配当調整金の額が桁違いに大きいというのが特徴です。1.0 lotで10 USD(≒1,050円)の配当調整金が2日連続ということもあります。株価が高い株(値がさ株)が多く含まれているため、配当金も大きくなるからですね。
XMの公式ホームページに毎週の配当調整金予定が掲載されるので、チェックしておくのがいいと思います。
US500の現物か先物かを選ぶ
デイトレードなら現物(Cash)
現物(Cash)のメリットは、買いポジションを保有しているときに配当調整金やスワップポイントが受け取れることでした。また、長期間のポジション保有も可能です。2021年現在は、マイナススワップですが…。
ただ、スワップトレードのように配当調整金を目的としたトレードはできません。配当調整金はマイナススワップ以上付与されるときもあれば、マイナススワップ未満のときもあり価格が一律ではありません。
一方、マイナススワップは、米国の政策金利が上昇しない限り変わらないと予想できます。コンスタントに毎日徴収されてしまうので、配当調整金を狙って現物(Cash)チャートでCFD取引をしても利益は期待できません。あくまでも価格差を狙ったトレードに徹する必要がありそうです。
現物銘柄の方がスプレッドは狭いので、配当調整金やスワップのことを考える必要がないデイトレードなら現物(Cash)銘柄一択です。
スイングトレードなら先物(Futures)
日付を超えるスイングトレードは、先物(Futures)銘柄を選びます。決済期限を意識さえすれば、問題ないと思います。
トレードスタイル別の銘柄選択
- デイトレード ・・・ 現物(Cash)銘柄
- スイングトレード ・・・ 先物(Futures)銘柄
XM特有の仕組みやステータスの見方、スケジュールや満期日の表の見方などについては以下の記事をご覧ください。
S&P500で利益を出すデイトレード戦略
S&P500は、長期的には上昇トレンドであることを意識します。S&P500のトレードシミュレーションをしてみたいと思います。
※現在価格=3891とする
エクスパンションでトレンドを予想する
最初に、フィボナッチエクスパンションを利用して長期上昇トレンドがどこまで続く可能性があるのか、確かめてみます。
あくまで筆者のチャート分析で、執筆時点の分析です。投資判断はご自身で行ってください。
下記の画像の上昇トレンドは、2020年3月20日から続く上昇トレンドの一部です。US500の日足チャートを表示しています。
- トレンドの起点にエクスパンションを合わせる
- 61.8%と100.0%が相場に意識されているか確認する
- 目標価格がどこか、探してみる
上記の画像のトレンドの起点は明らかですので、エクスパンションの基準にします。そうすると、61.8%と100.0%が確実に意識されていることが理解できるので、描画したエクスパンションが機能していると確認できます。
今後も順調に上昇相場が続くとすれば、以下の価格付近が目安になりそうです。基本的に161.8%でトレンドが終わる可能性が高いのですが、トレンドが強いと256.8%までトレンドが続く可能性も否めません。相場の状況に合わせて判断する必要があります。
フィボナッチエクスパンションの予想
第一目標 161.8 % | 4040 ポイント |
第二目標 256.8 % | 4780 ポイント |
4040前後付近になると、利益確定売りや新規売り注文が出る可能性があるので慎重にトレードする必要がありそうです。一度大きな下落が来るかもしれません。現在価格が3800近辺ですので、押し目を待ちたいと思います。
エクスパンションを使うと、このように将来のチャートの動き方をシミュレーションできます。フィボナッチエクスパンションについては以下の記事もご覧ください。
全決済ができるMT4スピード注文を使う
MT4スピード注文については以下の記事を参照してください。
MT4スピード注文アプリケーションは全決済注文、ドテン決済、指値注文などをワンクリックで行うツールです。起動させると、以下のような画面になります。
US500(S&P500)はボラティリティが大きいので、全決済注文があるのは安心です。1つずつ決済をしていくとタイムラグが発生してしまう可能性が大きくなりますので、CFD取引でもぜひ活用したいツールです。もちろん、FX通貨ペアでも活用できますし、スキャルピングトレードでも活用できます。
S&P500の環境認識をする方法
私が愛用している無料のインジケータFX Trendを紹介したいと思います。
このインジケータは、無料でMQL5公式サイトからインストールすることが可能です。
S&P500自体が重要な指標であり、他の銘柄や通貨ペアの動きに影響を与えます。このような性質をもつUS500(S&P500)のトレードに最適だと思うのが、マルチタイムフレーム分析です。
主にトレードのときに利用する時間軸をメイン時間軸と呼びます。例えば、デイトレードであれば15分足や1時間足がメイン時間軸ですし、スキャルピングであれば1分足をメイン時間軸にします。日足や上位足の流れを確認して、総合的に投資判断をする分析をマルチタイムフレーム分析と呼びます。
短期トレードなので、メイン時間軸は「1時間足」とします。FX Trend Displayという部分の星マークに注目してください。5分足(M5)~4時間足(H4)までがすべて「SELL・星5」となっています。
週足(W1)、月足(MN)は「BUY」となっていますが、1時間足の短期トレードなので、頭の片隅で意識しておくだけで大丈夫です。星マークの左の数字は「トレンドの信頼度」を示しており、85以上になっていることが目安です。
US500の長期トレンドは上昇ですが、下落の勢いは上昇の勢いよりも強い傾向があります。短期間で大きな利益を狙うのであれば、売りエントリーをしてみても面白いかもしれません。
レバレッジが大きすぎると損失が膨らんでしまうので、必ずストップロス設定をしましょう。
私がXMでS&P500(US500)をトレードする理由
XMでS&P500をトレードする理由について解説していきます。
S&P500はハイレバレッジトレードと相性がよい
XMのS&P500(US500)の必要証拠金率は、現物/先物ともに「1%」です。つまり、最大レバレッジは100倍です。短期で利益を得たいトレーダーには必須のトレード環境だと思います。一方、S&P500を含むCFD取引は国内FX業者も提供していますが、最大レバレッジは10倍です。
国内FXとXMの資金効率を比較してみます。
例)S&P500=3,800、ドル円レートが105円、取引数量=1.0 lot
3800 x 1 x 105 x 1% = 3,990 (必要証拠金)
XMの必要証拠金(1.0 Lot) = 約3,990円
3800 x 1 x 105 x 10% = 39,900 (必要証拠金)
国内FX業者の必要証拠金(1.0 Lot) = 約3万9,900円
レバレッジが10倍ということは、値幅が小さくても、ある程度の利益が期待できるということです。S&P500はFXよりもボラティリティが大きいのですが、レバレッジを活用すれば、国内FX業者の1/10の時間で同じ金額を稼ぐことが可能です。
XMなら最大リスク=入金額
CFD取引であっても、ゼロカットシステムの対象です。国内FXは追証を支払う必要があります。
相場の急変動によって入金額以上の損失になることがあります。これを「マイナス残高」または「追証(おいしょう)」と呼びます。ゼロカットシステムは、追証分をFX業者が負担し、トレーダーの口座残高が0になる仕組みです。
私はCFD取引にもゼロカットシステムが必須だと考えています。理由は窓が開く可能性が高いからです。
CFDの窓開けが起きたとき、指値を設定していたとしても約定するのは窓開け直後の価格です。国内FX業者の場合、入金額以上の損失が出ていたら追証となり、翌日には支払わないといけません。いわゆる借金です。
窓がどれだけ開くか、誰にも予想できません。他のCFD銘柄と比較して頻度は高くありませんが、リスクは確実にあります。国内FX業者の最大リスク=無限大です。
一方、ゼロカットシステムがあるXMであれば、最大リスク=入金額までです。
FXと借金の関係については、以下の記事で詳しく解説しています。
XMは面倒な手続きは必要なし
CFD取引をするときに、面倒な手続きは一切必要ありません。
私は、外国株式の現物取引ではSBI証券を利用しています。
FXやCFD取引も提供されていますが、それぞれ口座が分かれています。外国株式と金/プラチナ口座を開設していても、FX取引やCFD取引をするには、別途申請が必要です。さらに、証拠金を共有できず管理も複雑です。
CFD取引がメインなのであれば、XMがおすすめです。
XMならボーナスも証拠金として利用できる
XMであれば、3種類のボーナスで証拠金を一気に増やすことができます。FXと比較して最大レバレッジが抑えられていますが、ボラティリティが大きいので、そこまで心配する必要はありません。
XMが提供するボーナスの魅力は、証拠金として利用可能&条件なく利益は出金できるという点です。当たり前と思いがちなのですが、HotForexやTradersTrustは、ボーナスを証拠金として利用できません。
XMはボーナスの仕組みが単純明快です。XMのボーナスについては以下の記事をご覧ください。
まとめ
S&P500はアメリカ株の指数ですが、他のCFD銘柄よりも動きが分かりやすいと思います。また、アメリカ経済が成長する限り長期目線では上昇すると期待できます。実際、S&P500で資産運用して老後資金にするという方も多くいます。
スワップも配当調整金も発生しないUS500-先物(Futures)銘柄で1ヶ月~2ヶ月程度の短期トレードもできますし、レバレッジを掛けたスキャルピングも可能です。XMであれば、わずか数万円でアメリカの優良企業500社に投資して資産運用することが可能です。
この記事で提供した内容は、特定の取引を推奨するものではありません。あくまでも筆者の見解であり、市場情勢は随時変化するリスクがあります。