2019年4月下旬に、住信SBIネット銀行のホームページデザインが全面リニューアルとなりました。このリニューアルに伴い、銀行側の解説を一部修正しています。
海外口座の出金拒否についてはあれこれ様々な噂がありますが、今回はXMでは実際に利益をちゃんと出金できるということをお伝えしたいと思います。
目次
SWIFTコードを持っていない銀行は受取の口座として使えない
SWIFTコードを持った銀行一覧はこちら。
ここに載っていない銀行はまず間違いなく利用できませんので、予め注意してください。
念のためですがもちろん、住信SBIネット銀行は大丈夫です。
住信SBIネット銀行のメリット
海外送金を行う際に電話対応の必要がありません。出金処理をしたらその旨を問い合わせフォームからメールするだけです。
出金手順
①XMで出金を依頼
まず、XMにアクセスし、会員ページのサイト上部から「出金」をクリックします。
※ログインしていない方はまずは「会員ログイン」からログインしてください。
出金方法一覧が表示されるので、International Wire Transferの「出金」をクリックします。
すると、 資金の出金―International Wire Transfer というページが表示されますので、こちらのフォームに住信SBIネット銀行の口座情報を入力していきます。
一部の銀行「ゆうちょ銀行、じぶん銀行、ジャパンネット銀行、新生銀行、みずほ銀行(インターネット支店のみ)」は受け入れを行っていません。
この理由をXMの担当者に質問してみたところ、日本の銀行側で資金受入れの際に遅延が発生したため、顧客資金の安全性を考慮するために除外しているということでした。
以前は新生銀行でも出金ができていましたが、今現在(2017年5月)は出金を受け付けていません。このように最初から出金を拒否していない理由からも、原因は日本の銀行側の対応によるものであると考えられます。
記載がされていない銀行で、海外送金を受け入れている(SWIFTコードを持っている)のであればまず問題ありません。
※すべて半角英数字で入力します。
受取人のお名前、受取人の住所は、XMのマイアカウントと同じ内容でなければなりません。面倒くさいので私はいつもそのままコピーして入力しています。
記入例)
- 受取人のお名前(フルネーム) : TARO YAMADA
- 受取人の住所 : Tokyo-to Chiyoda-ku Kasumigaseki 123-4 ,Japan
※必ず最後に ,Japan を記載します。 - 受取人の銀行口座番号/IBAN : 1234567
銀行口座の番号を入力します。
口座番号はキャッシュカードやWebの会員ページに記載されています。
次に、受取人銀行について入力していきます。
- 銀行名 : SBI SUMISHIN NET BANK, LTD.TOKYO
- SWIFTコード : NTSSJPJT
- 銀行所在地 : Izumi Garden Tower 18F, 1-6-1, Roppongi Minato-ku, Tokyo, 106-6018 ,Japan
- 支店名、支店コードは以下の表を参照。自分の口座に合わせて入力します。
支店コード 支店名 〇〇の部分 100 本店 Honten 101 イチゴ支店 Ichigo 102 ブドウ支店 Budou 103 ミカン支店 Mikan 104 レモン支店 Lemon 105 リンゴ支店 Ringo 106 法人第一支店 Houjindaiichi
例)レモン支店であれば、
支店名:Lemon Branch
支店コード:104
次に、仲介銀行について入力していきます。
- SWIFTコード : MHCBJPJT
- 銀行名 : MIZUHO BANK LIMITED.
- 銀行所在地 : <未記入>
出金額を記入し、同意規約にチェックを入れて「リクエスト」をクリックします。
追記は特に何も入力しなくて構いません。
また、受取人銀行・仲介銀行については、入力内容が変わっている場合があるかもしれませんので、詳細は下記のページを参照してください。
他行から当社へ送金を依頼する際の依頼書の記入方法
外貨送金時の受取方法
後ほど(24時間以内に)XMから「出金処理のお知らせ」というメールが送られてきます。
平素より弊社をご利用頂き、誠に有難うございます。
この度のお客様のご出金依頼 JPY は無事受領、処理されましたことをご連絡させて頂きます。
お客様にはクレジットカードへのご入金額までの出金が残っておりましたため、クレジットカード入金をまずは返金するという弊社の規定に基づき、ご依頼金額の内、JPY はお客様のクレジットカードへ、残額の JPY は銀行電信送金で処理させて頂きました。
※クレジット会社から引き落としの口座に指定してある口座に入金されます。
大体は1~2ヶ月以内に処理されますが、締め日の関係で3ヶ月以上かかる事もあります。このあたりはクレジットカード会社によって様々なようです。
あとは住信SBIネット銀行から、着金の報告メールを待ちます。
②住信SBIネット銀行から着金メールが来たら、問い合わせメールを送る
3,4日程で以下のようなメールが送られてきます。
いつも住信SBIネット銀行をご利用いただき、ありがとうございます。
お客さま宛に外貨送金の着金がございましたのでお手続きの方法をご案内いたします。
なお、金額等の詳細は、WEBサイトログイン後のメッセージボックス(「重要なお知らせ」)をご確認ください。お手続きは、以下リンクにてご確認ください。
なお、本お知らせの送信日から2週間以内にお手続きいただく必要がございます。
このメールが届いたら、2週間以内に問い合わせフォームから資金についての説明を送ります。
まず、住信SBIネット銀行にアクセスし、アカウントにログインします。
「当社へのお問合せ窓口」をクリックします。
メールでのお問合せの「お問合せフォーム」をクリックします。
お問い合わせフォームが表示されますので、続けて記入していきます。
- お問合せの概要 : 資金送金受取サービス、資金使途及び送金の目的等 を選択。
- お問合せの詳細 : 例)海外FX企業(XM)より
投資資金およびその利益を受け取るための送金です。
北朝鮮、イランとの関係はありません。 と入力。 - 連絡先Eメールアドレス : 自分のメールアドレスを入力。
確認ボタンを押して、入力内容を確認し問い合わせを送信します。
これで住信SBIネット銀行での作業は終了です。
1~3日程で以下のようなメールが届きます。
住信SBIネット銀行をご愛顧いただきありがとうございます。
ご連絡いただいたご回答について、担当部署へ申し伝えます。
入金手続きは、通常であれば資金使途等のご回答確認後、翌営業日までに行っております
ここまで来れば数日で口座に反映されるはずです。
まとめ
大体ですが全体を通して2週間ほどかかりました。今回はゴールデンウィークを通して出金していたため通常よりも時間がかかったという印象でした。
また、送金元銀行で発生する手数料はXMが負担してくれますが、中継・着金銀行で発生する手数料はこちらが支払わなければならないので、結局のところ手数料はそこまで安くありません。
追記 (2017.5.20)
まだ1ヶ月も経っていませんが、クレジットカードの返金分が着金しました。
ちなみに、返金は何回かに分割されて送られてきます。1枚目は5月17日、2枚目は今日の5月20日でした。全額が一気に返金される、というのは珍しい事ですので「一部しか返金されなかった!」と勘違いしないよう注意してください。
追記2 出金手数料について (2019.10.05)
XMから住信SBIネット銀行への出金手数料について追記です。2019年10月現在、合計で2,500円です。
銀行出金の時系列
- 2019年10月1日 XMに100,000円を出金依頼(なお入金分は既に返金済)
- 2019年10月4日 住信SBIネット銀行に着金。2,500円が差し引かれて合計で97,500円でした。この2500円以外に控除されたものはありません(例えばMT4の残高が出金依頼金額よりも多く引かれているといったことはないです)。
また、この間に住信SBIネット銀行から送られてくるはずの「外貨送金着金メール」は、今回何故か届きませんでしたが、ちゃんと残高に反映されていました。(お問合せフォームで着金の説明も特にしてませんでした)
住信SBIネット銀行の手数料表(2017年12月27日現在)
この表を見ると、日本円で受け取る場合はリフティングチャージ費用がかかりそうなのですが、実際には依頼元銀行と中継銀行・住信SBIネット銀行との間で、それぞれの契約によって水準が個々に定められているため、場合によって金額が変わることがあるようです。
重要なのはあくまでもちゃんと利益を出金できることですので、いずれにせよ「2,500円だったらラッキー」程度に思っていたほうが良いのかもしれません。