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EAの強みとは
EAは基本的にプログラムが全て取引を行います(一時的に止めたりしない限り)。
私たちが一見するとおかしいと思うエントリーでも、EAからするとそれは過去の勝利データに基づく再現を行っているに過ぎません。
損小利大を意識すればするほど…
もし自分が鉄板の「勝ちパターン」を持っているとして、ルールに従い裁量取引をしたとします。
思惑と外れチャートが大逆行した場合、果たして普段と同じように冷静な判断が取れるでしょうか。もちろん、損切りラインをきちんと決めて、資金の何%を証拠金に回す~などルールを決め、ある程度最初はそれに従って取引できるでしょう。
しかし、資金が多くなればなるほど、人間は損失を回避したい気持ちが強くなります。裁量で気づけば損切りができず資金を溶かしてしまい退場…。このようなパターンは界隈ではよく聞く話です。
EAなら損失がいくらだろうが、ルールに従って躊躇なく損切りします。一部特殊なEA(マーチンゲールEAなど)もありますが、まともなEAであれば、資金が全て溶けてしまう前にちゃんと損切りされるはずです。
特にスキャルピングEAは、ブローカー選びが超重要
スキャルピングEAは、デイトレやスイングとは異なり、エントリーからイグジットまでが短く勝率が高いことが特徴です。そして、1回1回の利幅が小さいため、ブローカーのスプレッド値がとても重要になります。
スプレッドの違いによる差
※これは私がXM Zero口座で動かしているEAの一つです。
XMのスタンダード口座で動かした場合はどうなるでしょうか。
バックテスト期間 | ティックデータ | モデリング品質 |
2018.01.01 - 2019.04.01 | Dukascopy | 99.90% |
PF: 1.67, 最大ドローダウン: 0.71%
PF: 2.06, 最大ドローダウン: 0.68%
少しの違いですが、たった1年ちょっとのBTでもこの差です。※秒スキャEA等ではもっとわかりやすく結果に現れます。
このように、スプレッドが開いていると「過去の勝利データに基づく再現」が難しくなります。
つまり手数料を払ってでも、スプレッドはなるべく0に近づける必要があるのです。
スタンダード口座のようなスプレッドが少しでも開いた口座タイプでは、プログラムが勝てるチャートの判断を見誤る可能性が大きくなります(エントリー条件が変わってしまう)。
そのため、「Zero口座なら勝てていたのにスタンダード口座では負けてしまった」というケースが多々あります。逆に、1回の利幅が大きなスイング系のEAを使う場合は、スタンダード口座で動かした方が適していると言えます。
スキャルピングは取引回数が多いため手数料が重くのしかかる
XMのZero口座では、ポジションに対して往復手数料が必要となります。詳しくはこちらの記事で紹介しています。
ですが、確定申告の際にこの取引手数料を経費として申告できますので、スキャルピング取引が主な場合でも、メリットは少なからず存在していると言えます。
XMの確定申告についての詳細はこちらの記事で解説しています。
利幅が小さすぎると手数料負けもあり得る
3倍スワップを回避しましょう。
EAの天敵は経済指標や重要イベント
FRBの金利政策や国民選挙など、チャートの予測が難しい事象下ではEAの戦績が著しく落ちることが多いです。特に取引時間を指定して動かすタイプのEAでは顕著に現れるでしょう。
あらかじめ予定されている重要なニュースは避けることができるスクリプトもあります。
※最近、VIX値による制御も追加されたようです。
実際に使用されている方の声
TasfxのEATradeStopが良い。
EAにニュースフィルターをかけることができる。
時間でのエントリー制限機能もあり、木曜朝のマイナススワップ回避や、OANDAが最近導入した朝方のメンテ対策にもなるだろう。月曜フィルターや週末フィルターも自由自在だ。日中チャートが見れない人には特に有用だろう。— forex (@autotrademt4) September 5, 2018
今回はEATradeStopで色々と助かってた・・・
ありがとうEATradeStop
ありがとう師匠・・・— EA便乗クソ野郎 (@neko_sense_love) January 31, 2019
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国内のブローカーを避ける理由
①お構いなしのチャート操作
XMと比べても全然違いますね。国内は良さそうなブローカーがないですね(^_^;) pic.twitter.com/BdhrGrSYVE
— イカさんᔦఠఠᔨ (@ea_driver) October 18, 2018
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この例ではOANDAだけが異常だったようですが…。
②FXは何が起きるかわかりません
スイスフランショックのような大暴落が発生すれば、裁量だろうがプログラム取引だろうが損失を回避することは難しいでしょう。
国内では資金が全てショートしてしまった場合、追証が発生しますが、XMでは0カットされるため追証は発生しません。故に、これが海外ブローカーを選択する理由です。
XMでスキャルピングEAを使う場合はZero口座一択です。