XMグループは2020年5月現在、世界約196ヶ国以上で使用されており、トレーダーの数は350万人を超えています。今回はそんなXMのメリット・デメリットを紹介したいと思います。
目次
- 1 XMのメリットについて
- 2 デメリットについて
- 3 XMに関するQ&A
XMのメリットについて
約定が1秒以下と非常に高速
2010年以来、先駆けてリクオート・約定拒否なしの注文方針を採用しています。全注文の99.35%が1秒未満という高速かつ確実な約定力が特徴で、注文執行率は100%を達成、つまり約定拒否になることがありません。
取引の際に、トレーダーが発注した価格では約定が不可能なため、ブローカーが別の価格を提示してくることを意味します。
例えば大きな金融ショックが起きたとき、重大な指標が発表されたときなどで為替レートが急激に変化した場合に多く見られます。つまり簡単に言えば、指定した値段で注文が受けられない状態を意味します。
最大レバレッジが888倍 × ロスカット水準20%
海外FX業者は金融庁によって規制されている国内FX業者と比べ、桁違いのハイレバレッジが特長です。XMは、その中でも「888倍」という、大きなレバレッジで取引ができます。
ハイレバレッジ=ハイリスクと考えられがちですが、実は、レバレッジが大きいほど柔軟なトレードが可能になります。以下に、ハイレバレッジのメリットを3つ挙げてみました。
- 少ない証拠金でトレードできる
- 強制ロスカットの可能性が低くなる
- トレードの選択肢が広がる
1つのポジションに対する必要証拠金が少なければ、資金に余裕ができるので、強制ロスカットになる可能性が低くなります。また、異なる通貨ペアのポジションを保有できるため、リスク分散が可能になります。
たとえば、JPYレート:110円 1ロット(10万通貨) で考えてみます。
マイクロ口座の場合 | 110円 × 1,000通貨 × 1ロット ÷ 888倍 = 約 123円の証拠金が必要。 |
スタンダード口座・Zero口座の場合 | 110円 × 100,000通貨 × 1ロット ÷ 888倍 = 約 12,387円の証拠金が必要。 |
110円 × 100,000通貨 × 0.01ロット ÷ 888倍 = 約 123円の証拠金が必要。
XMの場合、最小通貨単位の 1,000通貨に必要な証拠金は、たった123円です。国内FXで同じドル円1,000通貨のポジションを持つには、約4,000円の証拠金が必要です。また、XMのロスカット基準は口座資金の20%と比較的緩く、ハイレバレッジでのスキャルピングも行いやすくなっています。
後の章でも解説していますが、XMは追証なしのゼロカットシステムがあるので、万一相場が急変したとしても、入金額以上の損失はあり得ません。結局、レバレッジが高いから危険なのではなく、「リスクコントロールをしない」からハイリスクになるのだと思います。
以下の記事では、FXビギナーでも使えるXM利用者向きのトレード手法を公開していますので、宜しければこちらも併せて御覧ください。
実効レバレッジについて紹介します。実効レバレッジとは、「実際に運用しているレバレッジ」のことです。つまり、888倍までのポジションを保有できますが、実際にどの程度までレバレッジを掛けるのかは、トレーダー本人が決められるのです。
たとえば、スキャルピングトレーダーであれば、ハイレバレッジを活用して利幅が少なくても短期間で利益を効率的に増やせます。一方、スイングトレーダーのように長期間ポジションを保有する場合は、低レバレッジで運用しなければいけません。
私は、裁量トレードをするときには「トレード日誌」を活用しています。記録を残すによってリスクコントロールがしやすくなるのでおすすめです。
[kanren postid="4708"]追証なしのゼロカットシステムを採用
ゼロカットとはつまり、投資金以上の損失を被ることがないということを意味します。XMをはじめ多くの海外FXブローカーでは、ゼロカット方式を採用しています。これは、たとえ残高がマイナスになるような損失を出しても、0にリセットされる仕組みです。
めったにないのですが、国内FXには追証になる潜在リスクがあります。追証とは、いわゆる「借金」のことです。XMでは国内FXのようにマイナス残高で借金を負うリスクがないため、失う金額は最大でも入金した分だけです。
ヨーロッパのキプロス(CySEC)では既に、損失の補填が義務化されはじめており、XMの他にもほとんどの海外FX業者は、追証なしのゼロカットシステム方式を採用しています。
要人の発言や、地震などの自然災害、金融制度の急な変更、戦争開始などで為替が短時間に大きく変動することがあります。その場合、流動性が極端に悪くなりロスカットが間に合わず、私たちのトレード口座残高がマイナスになってしまうことがありえます。
そのように相場が急変してマイナス残高(入金額以上の損失)となっても、XMでは0にリセットされます。一方で国内FX業者の場合、マイナス残高になっていたら、どれだけ大きい額でもトレーダーがマイナス残高分を支払わなければいけません。なお、国内でゼロカットシステムを導入しているFX業者はありません。
海外FX業者はハイリスクといわれますが、「ゼロカットがない国内FX業者の方がリスクは高いのではないか?」そのように感じたのが、私が海外FXを始めたきっかけです。まさに、ゼロカットシステムはトレーダーにとっての命綱だと思っています。
日本の金融ライセンスを保有している国内FX業者は、ゼロカットシステム方式を採用することはできません。何故なら、ゼロカットは金融商品取引法の第三十九条で禁止されている「損失補てん」に該当してしまうためです。
一方、ヨーロッパに位置するキプロスの金融規制委員会(CySec)は、許認可を受けたFX業者に対してゼロカットシステムの導入を義務付けています。理由は、トレーダー保護のためです。これは、XMやTitanFXなどの海外FX業者が日本の金融ライセンスを取得しない理由の1つとも言えます。
世界の流れと反対をゆく日本の制度、個人的には歯がゆく感じてしまいます。
口座開設ボーナスと入金ボーナスがある
付与されたボーナスだけの出金はできませんが、トレードによる利益はすべて出金可能です。
口座開設ボーナス
XMの全ての口座タイプで、新規口座開設者は3,000円のボーナスがもらえます。このボーナスは証拠金として使うことができるため、入金不要で取引を開始することができます。デモ口座では分からないリアル口座での約定力や使い心地を確かめてから、本格的にトレードしても良いと思います。
入金ボーナス
Zero口座は対象外です。
トレード資金が2倍になる100%ボーナスは、初回入金から最大5万円まで。ボーナスの出金はできませんが、利益分は出金可能です。追加入金ボーナスは、初回入金から50万円になるまで追加入金額の20%が付与されます。
取引ボーナス
Zero口座は対象外です。
直接的なボーナスではありませんが、取引をするたびにステータスに応じて、「XMポイント」が貯まっていきます。XMポイントを貯めると、有効証拠金に交換することができます。
取引ボーナスを提供している海外FX業者は少ないのですが、ボーナス上限は設定されていないため、XMを使えば使うほどボーナスがどんどんもらえます。
ボーナスの種類や受け取り方法など、XMのボーナスについての詳細は、以下の関連記事に詳しくまとめています。
大手FXブローカーなので安心して利用できる
私はメイン口座として長年XMを利用してきましたが、悪質な出金拒否は経験していません。ただ、月日が経つほど出金方法がややこしくなってきており、注意しないと出金の時手間取ってしまうかもしれませんので、そこだけは気を付けたほうが良いです。このあたりの詳細はQ&Aの章にて解説いたします。
以下の関連記事で出金時の注意点や住信SBIネット銀行への出金手順を解説しています。
スプレッド0の口座が開設可能
XM Zero口座では、スプレッドを限りなくゼロに近い状態で取引することができます。しかし、その代わりに取引手数料がかかります。
手数料は1Lot(10万通貨)に対し、新規注文5通貨と決済注文5通貨の合計10通貨分が必要になります。 つまり、通貨ペアがUSDJPYで1ドル110円とした場合、(110円*5)*2 となるため、1回の注文~決済で 1,110円必要と言うことになります。
また、この取引手数料は確定申告の際にメリットがあります。取引手数料を経費として申告できるため、トレードスタイルにもよりますが最終的な利益を一番多く見込むことができます。
XMの確定申告についての詳細はこちらの記事で解説しています。
[kanren postid="1332"]WEBサイトが完全日本語対応。日本語サポートも優秀
XMを利用するときに英語の心配はありません。XMのホームページやマイページなど、カスタマーサポート含め完全に日本語対応しています。実際に見てみると分かりますが、違和感のない日本語で翻訳されているため、ほとんど国内ブローカーと変わらないように扱えます。
メールサポートは回答までに数時間~数日かかることもあるため、受付時間内かつ平常時であれば、すぐにサポートを受けられるライブチャットもおすすめです。
XMの日本語サポート概要
リアルタイムチャット | 日本時間 午前9:00 ~ 午後9:00 |
メールサポート | [email protected] |
FX取引ツールのMT4、MT5が利用できる
XMでは、FX取引プラットフォームであるMT4やMT5が利用できます。近年ではようやくMT5を提供する海外FX業者が増えてきていますが、XMはそのずっと以前からMT5を提供しています。
取引ツールとしてはどちらも一長一短なのですが、2020年5月現在は未だにMT4の方が人気は高いようです。
気になるのは、MT4とMT5の何が違うのかという点です。細かな違いはありますが、よく分かる大きな違いとしてはアプリケーションの処理能力です。PC版もアプリ版も動作が早くサクサク動きます。
- 期間指定 2011年1月~2020年5月
- 通貨ペア ユーロオーストラリアドル(EUR/AUD)
- 時間足 1H
上記の条件で行ったところ、MT5はわずか2分13秒で9年分のバックテストが終了しました。
MT4でもやってみたのですが、2018年でヒストリカルデータの収集が停止し、2年分のバックテスト所要時間は3分15秒という結果となりました。プログラム互換性の関係上、同じEAではないので厳密には比較できませんが、性能の違いが良く表れていると感じます。
メタクォーツ社の公式発表では、MT5はMT4の最大20倍の速さ、最低4倍となっています。
項目 | MT4 | MT5 |
スピード | モサッとした動き | 動作がサクサク |
時間足の種類 | 9種類 | 21種類 |
対応業者 | ほとんどの海外FX業者 | XMを含む一部の海外FX業者 |
基本インジケータ | デフォルト30種類 | デフォルト38種類 |
描画ツール (トレンドラインなど) | 31種類 | 44種類 |
EAの数 | とても豊富 | 増えつつある |
プログラム言語 | MQL4 | MQL5 |
バックテストのレポート | パラメーターなどの基本情報 | 基本情報に加えて、より詳細な情報を確認できる |
基本的なインジケータしか利用しない裁量トレーダーであれば、MT5の方が使いやすいのではないかと思います。一方、私のようにカスタムインジケータを利用している方は、MT4のままで良いと思います。
もし、これから自分でEAやカスタムインジケータを作成してみたいという方は、MQL5を勉強した方が将来的には役立つと思います。(筆者も勉強中です)
XMの取引シグナル(シグナル配信)が利用できる
XMでは、口座開設を行うだけで取引シグナル(シグナル配信)を閲覧することができます。これはプロのアナリストが当日の相場の状況を分析し、毎日2回のレポート形式で配信しているものになります。
具体的な配信時間は以下のとおりです。
取引シグナル | 配信時間(日本時間) |
モーニングコール (ロンドン市場前に配信) | 午後16:00~16:30 (夏時間15:00~15:30) |
アフタヌーンコール (NY時間前に配信) | 午後22:00~22:30 (夏時間21:00~21:30) |
30分前後の誤差がありますが、モーニングコールはロンドン市場が開場する前に、アフタヌーンコールはNY市場が開場する前までには配信されます。分析レポートの閲覧は無料ですので、自分のトレードの参考にしやすいと思います。
こちらの記事では、実際の勝率などを検証しています。
XMのウェビナー(トレーダー向けの無料セミナー)が開催されている
XMでは、ウェビナーと呼ばれるオンライン無料セミナーが定期的に開催されています。日本語の教育ツールを提供している海外FX業者は数えるほどしかないことを考えると、日本人向けサービスの力の入れ方が分かります。
私も何回か受講したのですが、無料とはいっても1時間じっくり学べる講義形式で、ある意味、FX教材を購入するよりもXMのウェビナーで十分に学べると感じました。XMウェビナーのメリットは、どこにいてもインターネット環境さえあれば、XM専属プロトレーダーのセミナーを受講できることです。
受講には、事前登録が必要です。XM公式ホームページからFXウェビナーを開き、予定一覧が出てきますので、受講したいウェビナーがあれば、「こちらより登録」の画面に情報を記入します。記入はローマ字で行います。ちなみに、XM口座を保有していても1回ごとに事前登録が必要です。
口座を8つまで作成できる
XMでは、ユーザー1人につき追加口座を8つまで開設できます。口座タイプごとに追加口座を分けてもいいですし、MT4とMT5の両方を使うというのもアリだと思います。
マイクロ口座を使って、XMロイヤリティプログラムのランクアップを手っ取り早く行うことができます。ロイヤリティプログラムには4つのステータスがあるのですが、取引日数でステータスが変わる仕組みとなっています。
エリート(ELITE)クラスになれば1ロット(10万通貨)トレードすると、20XMP(XMポイント)付与されますので、証拠金に換算すると約6.7ドル(670円)となります。できるだけ早くエリートクラスになる方がお得です。
エリートクラスへのランクアップ条件は「取引日数100日以上」です。実は、ポジションを保有している日数も「取引日数」としてカウントされます。マイクロ口座の最小取引単位は10通貨ですが、100日間10通貨のポジションを保有すれば、エリートクラスに自動的にランクアップされます。10通貨ですので、損益幅もわずかです。
デメリットについて
XMで私が気になっている部分をご紹介したいと思います。
指値をしたときのスリッページ
トレードをしていて少し気になることは、指値が「滑る(スリッページする)」ことがあるということ。特に逆指値は大きく動くときは普通に滑ります。ですが、普段の値動きなら全く問題ありません。
雇用統計や重要指標時の値動きでは、逆指値はかなり不利な値で約定されることは多いですが、これはどのブローカーにも言える事です。ちなみに、逆に大きく動いて証拠金維持率が20%切っても、値がすぐ戻ってロスカットされないこともあります。
狭いスプレッドの口座で多少のスリッページが発生してしまうのは、どのブローカーを使っても同じです。一日に何回もトレードするならある程度のスリッページは受け入れ、デイトレード以上ならスタンダード口座、徹底的に取引コストを重視するならZero口座を選択すれば良いでしょう。
スプレッド水準が少し高め
XMのスタンダード口座のスプレッドは決して狭いとは言えません。スプレッドを一番重視するならZero口座を開設するか、別のブローカーを検討したほうが良いでしょう。
ただ、Zero口座はスプレッドの他に取引手数料が発生するため、取引コストを考えるとTitan FXやAxioryなどスプレッド重視型の海外FX業者の方が良いと思います。
XMのスタンダード口座とZero口座を比較してみました。実質スプレッドで考えると大体以下のようになります。
通貨ペア | スタンダード口座 | (取引手数料1.0Pips分含む) | Zero口座
ドル円(USD/JPY) | 1.6Pips | 1.1Pips |
ユーロドル(EUR/USD) | 1.6Pips | 1.1Pips |
ユーロ円(EUR/JPY) | 2.5Pips | 1.4Pips |
ポンドドル(GBP/USD) | 2.4Pips | 1.3Pips |
ポンド円(GBP/JPY) | 3.9Pips | 2.2Pips |
XMには両建ての制限がある
XMは両建ての制限があります。同一口座での両建ては認められているのですが、複数口座や異業者間の両建ては規約で禁止されています。
異業者間の両建ての監視方法をXMに問い合わせてみたのですが、どのような方法で監視しているかが広まってしまうと穴を突かれてしまう可能性があるため、公表は一切できないという回答でした。ただ、話によるとユーザーが思っている以上に様々な方法で監視しているみたいです。
一方、TradeviewやTitanFXは両建てに制限を設けていません。それぞれの海外FX業者のルールに沿って、トレードで利益を増やした方が得策です。
取引しないと休眠口座になる
- 口座残高あり
- 90日間トレードしていない
- 90日間入出金していない
すべて当てはまると、休眠口座に変更されます。休眠口座は維持手数料がかかり、毎月500円(5$相当)ずつ残高から引かれていきます。
休眠口座の状態は、トレードまたは入出金を行うと解除されます。※その時点で維持手数料はかからなくなります。
残高がなくなると「凍結口座」となり、復活できない状態になります。
久しぶりに使ってみたら、MT4口座の残高が減少していたり、そもそも口座にログインできない状態となっている可能性があります。その場合は、取引口座が休眠口座もしくは凍結口座になっていると考えられます。
小まめに取引を心がけるか、休止する場合は、必ず資金を出金しておきましょう。
XMは完全信託保全ではない
結論を言うと、XMは完全信託保全ではなく、分別管理制度となっています。
2016年までは日本向け法人もキプロスライセンス下で運営されていたのですが、現在はセーシェルライセンスの法人が日本向けサービスを提供しています。
キプロスライセンスを保有しているFX業者は信託保全が義務付けられていたのですが、セーシェルライセンスではそのような規制はありません。顧客保護のため保険に加入しているようですが、詳細は公表されていません。
恐れ入りますが、弊社が契約しております保険内容をお客様に開示する事は致しておりません。
ご案内させて頂ける内容としましては、お客様の預託金(倒産時の残高)は入金額・利益額に関係なく、全額安全という事でございます。
弊社の運用資金とお客様のご資金は分別保管しておりますので、お客様の残高枠の金額は全額安全となっております。
念の為の補償として保険に加入しているという案内に留まる次第でございます。何卒宜しくお願い致します。
XM 山本
1つの理由として考えられるのが、ギプロスライセンス下では「ハイレバレッジやボーナス・キャッシュバック」などが禁止されるようになったためです。欧州証券市場局(ESMA)が新しく定めた措置では、EU加盟国内ではこれらのサービスが一切禁止されました。
そのため、今までどおりキプロスライセンス下で運営を続けていては、これまで日本の顧客に提供してきた様々な取引条件とインセンティブをすべて失ってしまうため、ESMAの規制の対象とならないセーシェル拠点を作ったと考えられます。
XMにはレバレッジ制限がある
あまり知られていないのですが、XMにはレバレッジ制限があります。レバレッジ888倍が利用できるのは口座残高200万円までです。
注意したいのは、同一アカウントが保有している口座の有効証拠金の合計でレバレッジ規制されるということです。出金できないボーナス(クレジット)や含み益/損を合計した金額で制限が掛けられます。
- A口座 : 100万円+20万円(クレジット分)+ 15万円(含み益)
- B口座 : 50万円+10万円(クレジット分)
- C口座 : 20万円+(-5万円(含み損))
この場合、A口座~C口座までの有効証拠金のトータルは、含み益・損もトータルすると210万円になってしまうので、最大レバレッジが200倍に制限されます。
有効証拠金のトータル (同一アカウントで保有する全て) | 最大レバレッジ |
---|---|
~2万ドルまで(200万円相当) | 888倍 |
2万ドル~10万ドル(200万円~1,000万円) | 200倍に規制 |
10万ドル以上~(1,000万円以上) | 100倍に規制 |
大きな金額でトレードする方にとっては、弱点だと思います。
ただ、強制ロスカットになる可能性がある口座については、すぐにレバレッジ制限が適用されることはありません。XMからメールが届き、指定された日付までにポジション調整もしくは追加入金をして、実効レバレッジを下げる必要があります。
XMに関するQ&A
XMの出金システムはどうなっていますか?
入金額以上の出金は、銀行送金のみとなります。【2020年最新情報】
2019年の前半にXMの方針が変更になり、スティックペイ(Sticpay)やbitwallet等のオンラインウォレットで利益分の出金ができなくなりました。入金額以上の出金額に関しては銀行送金のみとなります。また、クレジットカードからの入金分については返金処理となります。
出金の際に、海外銀行送金だと手数料や時間といったコストが発生していたのですが、しばらくしてからXMは「クイック出金」に対応するようになりました。
クイック出金なら、数時間で着金可能
条件 | ①過去に国内銀行振込で入金した履歴があること ②過去に海外銀行送金での出金履歴があること |
手数料 | 約2,000円(出金銀行によって異なる) |
着金スピード | 申請から2時間前後 |
従来の海外銀行送金は、最低でも2営業日以上かかってしましたが、クイック出金は申請からわずか2時間程度で着金します。XMを利用するトレーダーにとっては、嬉しい改善です。
XMの口座タイプ3種類からどれを選べば良い?
トレードスタイル別に異なります。私のおすすめはスタンダード口座です。
XMの口座タイプには、スタンダード口座、Zero口座、マイクロ口座の3種類があります。XMを利用するのであれば、スタンダード口座がおすすめです。
Zero口座のスプレッドは狭く設定されているのですが、ボーナスの対象外です。そのため、資金を多く必要とするデイトレーダーやスイングトレーダーはスタンダード口座の方が取引しやすいと思います。
XMの口座タイプについては以下の記事をご覧ください。
スキャルピングはできるの?
XMでのスキャルピング取引は可能です。
Zero口座は、スプレッドが狭く設定されていますが、注意したいのは、ボーナス対象外であるということです。もちろん、XMでスキャルピングも良いのですが、スキャルピングトレーダーであれば、Tradeviewもおすすめです。
Tradeviewのスプレッドは海外FX業界の中でも最高水準で狭く、スキャルピング専用取引プラットフォーム「cTrader」を提供しています。
XMは金融ライセンスを保有している?
XMの日本向け法人はセーシェル金融庁のライセンスを保有しています。
XMのグループ会社はイギリス(FCA)、キプロス(CySec)、オーストラリア(ASIC)の金融ライセンスを保有しています。どれも取得条件が厳しいライセンスなので、XMグループ全体の信頼性は極めて高いと言えます。
私たちが普段見ている日本人向けサイトには掲載されていないのですが、英語圏用のサイトを開くと、XM Groupのライセンス一覧が閲覧できます。
ただ、これら規制の厳しい金融ライセンスを保有している法人は、日本向けサービスが禁止されています。ですので、日本向け法人はマイナーライセンスのセーシェル法人として運営されています。
金融ライセンスについては以下の記事に詳細をまとめています。