海外FX業者は、ハイレバレッジやボーナスに力を入れている海外FX業者、スプレッドや取引環境に力を入れているFX業者、独自のサービスを提供しているなど、さまざまです。
最適な海外FX業者というのは、各トレーダーのトレードスタイルやリスク許容度によって異なります。資金量が欲しいトレーダーにはXMやiForex、逆にスプレッドや取引環境を重視したい方はTitanFXやTradeviewがおすすめです。
残念ながら、スプレッドも狭くボーナスも豪華で学習ツールも充実しているという条件をすべて満たすFX業者は非常に少ないです。自分のトレードスタイルに合った海外FX業者を選択することが大切です。
- FX初心者でも爆益を狙える海外FX業者は?
- リスクやトレードスタイル別におすすめの海外FX業者は?
- 海外FX業者を選ぶときに考えるポイントは何?
- 海外FXにはどのようなリスクがある?
目次
海外FX初心者向けサービスを提供するFX業者
FX初心者が検討するポイント
海外FX初心者の方がFX業者を選ぶときに考えたいポイントを考えてみました。
- 日本語カスタマーサービスが充実しているか
- 入出金方法が分かりやすいか
- FXを学べるサービスなどがあるか
- レバレッジやボーナスなどの魅力があるか
日本語カスタマーサポートがあると、何かのトラブルがあったときも安心です。例えば、入出金がなかなか反映されない、口座にログインができない、サービスの利用方法が分からないなどの問題があったとき、頼れる存在があることはとても心強いです。
入出金について考えると、国内銀行振込みに対応している海外FX業者もあります。XMやTitanFXは国内銀行振込みに対応しているので、入金手数料を心配する必要はありません。
また、独自のサービスとしてウェブセミナー(ウェビナー)やコピートレード(HotForex)、何百種類の銘柄を自由自在にトレードできる海外FX業者(iForex)もあります。
FX初心者でも安心&FXも学習できるXMTrading
XM(XMTrading) の強みは、安心&初心者でもFXトレードが学べる環境が整っていることです。XMの魅力をまとめてみます。
- プロのアナリストが分析する取引シグナルを無料で閲覧できる
- 日本語のウェブセミナー(XMウェビナー)を無料で提供している
- 国内銀行振込みで入金できる
- 888倍のハイレバレッジがあるので資金力がなくても大丈夫
- ボーナスの仕組みが分かりやすい
- 日本語カスタマーサポートが充実している
取引シグナルが無料【学習ツール】
どれだけハイレバレッジを提供しているとしても、FX初心者がトレードで継続的に勝てるようになるためには、プロトレーダーの方法を学ぶなど知識が必要です。
XMの口座開設をすると、プロのアナリストが配信する「取引シグナル」を無料で閲覧できます。取引シグナルとは、XMが専任しているアナリストが当日の相場状況を分析し、エントリーポイントから利益確定ポイント、ストップポイントまでをロンドン市場とニューヨーク市場前に配信するサービスです。
原則として毎日2回配信されます。FXで勝てる自信がない方や感覚だけでトレードしてしまっている方は確認する価値があるでしょう。別記事でも紹介していますが、トレンドフォロー型の順張りトレードがメインです。驚きなのは勝率で、ランダムに月を分けて検証してみたのですが、トレンドの約7割を獲得しています。
もちろん、配信時間に誤差もあるため完全コピーは難しいかもしれませんが、相場の方向性やトレンドが発生しているのかいないのかを判断する資料として十分活用できると思います。また、閲覧できるのはFX通貨ペアだけでなくGOLDやNIKKEI225、DOW30などのCFD銘柄も扱っています。
- GBP/USD(ポンド/米ドル)
- EUR/USD(ユーロ/米ドル)
- USD/JPY(米ドル/円)
- EUR/JPY(ユーロ/円)
- AUD/USD(豪ドル/米ドル)
- GOLD(金)
- OIL(原油)
- US30(ダウ平均株価)
- NIKKEI225(JP225/日経平均株価)
FX初心者の他に、CFDや先物の動きがよく分からないという中級~上級トレーダーも活用できると思います。ちなみに、私もデイトレ―ドやスイングトレードのエントリーポイントを探す際に利用することがあります。
取引シグナルで扱っている原油トレードをする人は少ないと思いますが、原油の動きに影響を受けやすい通貨ペアがあります。それがUSD/CAD(米ドル/カナダドル)です。
原油の動きに敏感に反応するため、原油チャートでトレンドが発生していればUSD/CADでも発生する確率が非常に高くなります。カナダは米国の北に位置する国なのですが、産油国でもあります。USD/CADはトレンドが出ると、一方向に進むという傾向があるので、ぜひ相関性を確認してみてください。
XMの取引シグナルについて興味がある方は以下の記事もご覧ください。
日本語カスタマーサポートが優秀
XMの日本語サポートでは、日本語がネイティブの日本人スタッフが対応します。人数は非公表ですが、わずか数秒でカスタマーサポートにつながるので、海外FXに初めて取り組む人にとっては心強いです。私も何度か利用しますが、すぐにXMサポートに質問できるので快適です。
XMの主なサポート方法は、簡単な質問であればライブチャット、それ以外はメールサポートとなります。
ライブチャットのサポート時間は日本時間9:00~21:00と記載されていますが、17:00以降になると担当者不在のため繋がらない場合もあります。ただ、21:00以降はメール対応のみとなるため、返信に若干時間が掛かる印象です。
XMのサポート体制
ライブチャット | 9:00~21:00 (17:00以降は担当者不在の可能性あり) |
メールサポート | support@xmtrading.com (全角の@を半角に変えて送信) |
国内銀行振込み&クイック出金が利用できる
海外FXの心配点といえば「入出金」だと思います。とりわけ、海外FX初心者だと、ハードルが高く感じる原因になってしまう方がいますが、結論から言うとXMで入出金の心配をする必要はありません。
XMは「国内銀行振込」に対応しています。数年前まではbitwalletやNetellerなどのオンラインウォレットを介する方法が主流だったのですが、国内銀行振込という方法が登場し、現在では最も簡単な入金方法です。というより、国内FX業者と全く同じですね。
また、条件を満たすと「クイック出金」が利用できるようになります。出金以来から最短数時間で着金するという仕組みです。過去に一回でも出金実績がある場合に表示されるようになります。
原則として利益分の出金は海外銀行送金となります。そのため、出金先銀行が海外送金を受け付けている必要があります。具体的にいうと、スイフトコード(国際的な金融機関識別コード)を保有していない銀行を出金先口座に指定することはできません。
XMの出金に指定できない銀行口座
- みずほ銀行(ネット支店のみ)
- ゆうちょ銀行
- 新生銀行
- じぶん銀行
- ジャパンネット銀行
ボーナスの仕組みが分かりやすい
XMのボーナスが豪華だというのは、どのサイトでも紹介されていますが、XMだけでなくHotForexやiForex、FBSなども同様です。XMのボーナスの魅力は、海外FX初心者でもボーナスの仕組みが明瞭で分かりやすいことです。
XMのボーナスは、全て証拠金として利用できます。つまり、入金した金額を失ってしまってもボーナスだけでトレードできるということです。「何を当たり前のことを・・・」と感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、これが結構珍しかったりします。
少し前まで私もXMの仕組みが当然だと思っていました。ボーナスを証拠金として利用できなければ意味がないからです。一部の海外FX業者のボーナスの仕組みは、分かりにくくなっているというのも事実です。
例えば、ボーナスが豪華なことで知られているHotForex、Traders Trustは、入金額を失うとボーナスも消失してしまいます。(Traders Trustのボーナスは条件を満たせば現金化できます。別記事で解説します)また、様々な制限があるためボーナスの仕組みが理解しづらいという弱点があります。
豪華ボーナスの仕組み
ボーナスのみで取引継続可能 | ボーナスだけで取引継続不可 |
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HotForexは当サイトでも紹介しているのですが、ボーナス目当ての海外FX業者としてはおすすめできません。Traders Trustもボーナスの仕組みが分かりにくいのですが、ボーナスを現金化(出金可能に変更する)する仕組みがあります。
XMは約定力やレバレッジ、ゼロカットシステムを適用した実績など総合的な魅力がある海外FX業者で、世界的に見ても大手のブローカーです。XMに興味がある方は以下の記事もご覧ください。
コピートレードができるHotForex
HotForexの魅力は、独自のプラットフォームでコピートレードができることです。別名ソーシャルトレードとも呼ばれます。コピートレードは、トレードに時間があまり取れないトレーダーにピッタリのサービスです。
HotForexはボーナスについても宣伝しているのですが、前章で解説したとおりXMと根本的に仕組みが異なります。口座残高以上の損失になると、その時点でボーナスが消失してしまうため、ボーナスを目当てにHot Forexの口座開設をしても意味がないように感じます。
HotForexのボーナスについては以下の記事をご覧ください。
一方、コピートレード(ソーシャルトレード)に関しては、メリットが多いです。
優秀なトレーダーのエントリー・決済をそのままコピーするトレードスタイル。自動売買トレードと異なり、裁量トレーダーのトレードをコピーすることができるため、ファンダメンタルや微秒な相場状況の判断まで全部任せることができる仕組み。しかし、裁量トレーダーのメンタルに左右されるため、予想できない失敗のリスクもある。
例えば、TitanFXもコピートレードを提供していますが、提携しているZulu Tradeという別のプラットフォーム上でコピートレード処理が行われます。HotForexは独自のプラットフォームなので、仕組みも簡単で始めやすいという特徴があります。
FX初心者の方にとっては、コピートレードで運用ができるのが最大のメリットです。自動売買をしようとしても、VPSやEAの購入など初期費用が発生してしまいます。HotForexのコピートレードであれば、全て無料です。
- 利益が出た場合のみ手数料が発生する
- VPSをレンタルする必要はない
- 800名以上のシグナルプロバイダーがおり、半年ごとに審査される
- 同じサーバー内なのでタイムラグが発生しにくい
コピートレードについては以下の記事で詳細を解説しています。
HotForexの最大レバレッジは1000倍です。資金効率が良いというのもメリットですね。
HotForexの弱点は、ドル建て口座という点です。円入金には対応しているのですが、入金時にドル換算されます。トレードをしていても、なかなか実感がないような感覚になります(イメージが付きにくい)。
iForexは老舗で歴史のある業者
海外FXを始めたら、誰でも夢見る一獲千金を狙えるのがロスカット維持率0%のiForexです。
FX業者によって定められている強制ロスカット水準のこと。証拠金維持率が一定以下になるとポジションが強制決済される仕組み。iForexはロスカット維持率0%なので口座残高ゼロまでポジションを保有できる。
iForexはMT4/MT5は使えないものの、世界中の銘柄を最高の資金効率でトレードできるメリットがあります。海外FX業者では思いっきりハイレバレッジで爆益を狙うというトレーダー向けです。
- ロスカット水準0%を継続している
- 800以上の通貨ペアやCFD銘柄をトレードできる
- 運営歴が20年を超える老舗の海外FX業者
- 電話サポートやメールサポートが充実している
- 10万円以上の入金で3%の利息付与
- ボーナスがすべて証拠金として利用できる
ロスカット維持率0%
ロスカット維持率というのは、トレーダーの資金を保護する役目もありますが、FX業者自体をも守る仕組みです。ほとんどの海外FX業者はゼロカットシステムを導入しています。
2015年のスイスフランショックのようにゼロカットシステムを適用すると、FX業者に巨額の負担が生じてしまいます。ロスカット維持率を上げておけば、残高がゼロになる前に強制的にストップロスにできます。
ロスカット維持率0%は、証拠金=口座残高の状態なので、海外FX業者にとってはハイリスクの仕組みです。なぜなら、マイナス残高になった損失分はFX業者の負担となるためです。ただ、iForexは1996年から運営をしており、20年以上日本向けサービスを実施している業者ですので、信用力も高いと思います。ちなみに日本でも有名なXMTradingは2009年創業です。
FXやCFD、ETF、仮想通貨もトレードできる
魅力的なのは取扱い銘柄の多さと分かりやすい表記の仕方です。iForexはFX初心者の方でもすぐに分かるような日本語での銘柄表記になっています。
スプレッドも良心的な範囲内だと思います。取引手数料は無料で、世界中の株式やETF、商品CFD、仮想通貨CFDがトレードできるのは嬉しいです。これは国内FX業者では実現できないトレード環境だと思います。
iForexには土日の週末持ち越しポジションに対して、証拠金が2倍必要になるという仕組みがあります。非常に分かりにくいのですが、週末持ち越しの場合、ハイレバレッジを掛け過ぎていると強制ロスカットになる可能性があります。
iForexのメリット・デメリットについて詳しくは以下の記事をご覧ください。
トレードスタイルで選ぶ海外FX業者
トレードスタイルによって海外FX業者を使い分ける
ここで考えるトレードスタイルは主に以下の3つです。
- スキャルピング(数秒~数分間のトレード)
- デイトレード(1日で決済)
- スイングトレード(数日~数週間のトレード)
最適な海外FX業者を選択するには、トレードスタイルによって海外FX業者を分けるということも必要です。
スキャルピングであればスプレッドを重視して、デイトレードやスイングトレードであればボーナスや取扱銘柄数などに注目します。海外FX業者の中には、cTraderというMT4/MT5とは別の取引プラットフォームを提供しているFX業者もあります。
各海外FX業者によって、特長となるサービスが異なっています。この章では、トレードスタイル別にFX業者を紹介していきます。
スプレッドと取引環境が抜群のTitanFX
スキャルピングやスプレッドにこだわりたいというトレーダーには、TitanFXがおすすめです。ボーナスの提供はしていませんが、スプレッドや約定力などにこだわっている正統派FX業者だと思います。
- スプレッドが狭い
- CFD銘柄も含めて最大レバレッジ500倍
- 取引制限が一切ない
- 平日24時間の日本語サポートを提供している
- 取引制限を考えずにトレードしたい
- CFD銘柄もFX通貨ペアもトレードしたい
- ボーナスよりも取引環境を重視する
- スキャルピングがメインである
取引手数料が発生しないスタンダード口座と取引手数料が発生するブレード口座があります。
取引手数料 | スプレッド | |
スタンダード口座 | なし | 標準 |
ブレード口座 | 往復720円/1Lot | 狭い |
小ロットの取引がメインであれば、スタンダード口座の方がいいかもしれません。その逆であればブレード口座を選べば良いでしょう。全体の取引コストを考えると、ブレード口座の方がお得になります。
CFD銘柄も全てレバレッジが500倍
XM(XMTraing)やAxioryなどのCFD銘柄を扱う海外FX業者は、通貨ペアとCFD銘柄のレバレッジを分けていることがほとんどです。また、入金額によってもレバレッジを変更する場合があります。例えば、人気海外FX業者のXMは何かと制限が課せられてしまいます。
XMとTitanFXを比較してみました。
XM | Titan FX | |
最大レバレッジ(FX) | 888倍 | 500倍 |
最大レバレッジ(CFD) | 銘柄ごとに異なる DOW30 ・・・ 100倍 日経225 ・・・ 200倍 GOLD ・・・ 888倍 |
すべて最大レバレッジ500倍 |
レバレッジ制限 | あり(入金額によって変動) | なし |
両建て | 同一口座のみ認められている | 一切制限なし |
TitanFXは、FX通貨ペアやCFDなどは関係なく全て最大レバレッジ500倍です。もちろん、CFD銘柄はボラティリティが大きいので、ある程度リスクを考えないといけません。どちらかと言うと相場経験者向けの海外FX業者かなと思います。
両建てやEA利用も一切制限なし
TitanFXの特長は、取引制限が全くないことです。両建てに関してもEAについても同じで、全く制限がありません。もちろん、ゼロカットシステムを悪用したトレードは禁止ですが、複数口座の両建てや他業者間の両建ても認められています。
平日24時間体制の日本語サポート
TitanFXは取引環境やサービス提供体制に力を入れています。他の海外FX業者も日本語カスタマーサポートを提供していますが、TitanFXは平日24時間日本語サポートがあります。海外FX業者にしては、格別の日本向けサービスといえます。私の経験上、トラブルが起きるのは夜間か早朝のような気がします。
例えば、2019年初のフラッシュクラッシュは早朝の時間帯が狙われました。日本時間の午前7:00頃です。ついでに言うと、トルコショックは日本時間の午後15:00頃で、スイスフランショックは日本時間18:30だったと思います。
FX相場は24時間なので、いつトラブルが発生してもおかしくありません。英語サポートが24時間あっても、日本語サポートを24時間体制にしている海外FX業者は非常に少ないと思います。
スプレッドが狭い
TitanFXの通常スプレッドは、かなり狭い部類に入ります。ブレード口座(ECN)の場合、取引手数料が発生しますが、スタンダード口座よりも取引コストがお得になります。
スプレッドが狭いということは、スキャルピングトレーダーにとって都合の良い取引環境と言えます。これはCFD銘柄も同じですので、CFD銘柄をメインでトレードする方も検討してみてはいかがでしょうか。
Titan FXのメリット・デメリットは、以下の記事で詳しく解説しています。
cTraderを提供するTradeview
- cTraderが利用できる
- cTrader(C口座)なら取引コストが最安
Tradeviewの最大の特長は、cTraderという取引プラットフォームを提供していることです。さらに、cTraderのスプレッドは、取引手数料を考えても主要海外FX業者の中で最安値です。
新機能として「アドバンス決済注文・損切り」が加わりました。スキャルピングトレーダーだけでなく、スイングトレーダーにも嬉しい機能です。最初は気になるかもしれませんが、慣れたらMT4よりも使いやすいと思います。cTraderの機能や手法については、以下の記事で紹介しています。
Tradeviewのドル円やポンド関連通貨ペアのスプレッドは驚くほどの低水準ですが、以下のようなマイナス点もあります。
- 公式サイトが見にくい仕様(資金移動や入出金)になっている
- 日本語サポートの体制が若干不安
- cTrader(C口座)以外は微妙
- レバレッジを変更するには申請をする必要がある
上記のような弱みも散見されますので、cTraderを利用したい&スキャルパー向けかなと思います。
最大レバレッジは200倍に設定されていますが、レバレッジ変更申請をすれば400倍に変更できます。さらにロスカット維持率も100%です。低リスクで超短期間のトレードがしたい方におすすめの業者です。
Traders Trustは資金がある投資家向け
Traders Trustは、資金力があるトレーダー向けです。特長は、条件を満たせばボーナスを現金化(出金可能)にできることやロット数に応じて毎日キャッシュバックが受け取れることです。ただし、ある程度の資金力が必要なので、上級者向け海外FX業者といえます。
資金が200万円あれば、VIP口座を開設でき、専属アカウントマネージャーが割り当てられます。日本人スタッフもいますが、担当者不在のこともあるようです。日本語サポートは午前10:00~深夜0:00なので、サポート時間としては長いです。
- VIP口座なら専属サポートスタッフが担当
- 条件を満たせば、ボーナスを現金化できる
- トレード量に応じて最大2,000ドルのキャッシュバックを毎日受け取れる
- 仮想通貨CFDもトレードできる
- 資金力がある
- 低リスクでトレードしたい
- ある程度、海外FXの経験がある
海外FX業者を選ぶ際の重要ポイントを考えてみる
入出金方法が充実しているか
海外FX業者の心配点の1つは、入出金方法です。「海外へお金を送金する」というのは、一般的にはあまり機会がない事かと思います。
海外FX業者への主な入出金方法としては、オンラインウォレットと銀行送金の2種類です。オンラインウォレットの中でも特に有名なのが、bitwallet(ビットウォレット)です。
- 国内銀行振込
- bitwallet
- STICPAY
- クレジットカード
- 仮想通貨(ビットコイン)
国内銀行振込に対応している主要海外FX業者は、XM(XMTrading)やAxioryなどに限られています。XMの出金ルールは2019年6月に変更になっているので、確認しておきましょう。利益分の出金は海外銀行送金のみとなります。詳細は以下の記事で解説しています。
日本語カスタマーサービスが充実しているか
海外FX業者を選ぶときにカスタマーサービスが日本語対応になっているかどうかも確かめましょう。当サイトで紹介している海外FX業者は日本語対応ですが、サポート時間などは異なっています。
最もサポートが充実しているのは、平日24時間対応のTitanFXです。iForexはメールサポート、ライブチャットの他に電話サポートも提供しています。初めて電話ポートを受けるときは、発信元がスペインやキプロスになりますので少し焦りますが、生の声を聴けるのはある意味で安心感があります。
日本語対応とは記載してあっても、実際にサービスを提供できているか確かめてみるのがおすすめです。
例えば、FXDDという海外FX業者も公式ホームページには日本語対応のライブチャットサービスやメールサポートを提供していると記載されています。実際にライブチャットサポートを利用しようとしましたが、何度つなげようとしても担当者不在となり応答がありません。
メールを送付しても、返答が1週間以上は来ない(ほとんど返信がない)ことも頻発します。一方、XMやTitanFX、HotForex、iForexなどは数秒で担当者につながります。何でもいいので、一度サポート体制を調べてみると、海外FX業者への違和感が解消されるのではないかと思います。
ゼロカットシステムがあると明言されているか
海外FXの魅力といえば、ゼロカットシステムです。損失補てんに該当するので、国内FX業者でゼロカットシステムを導入することは禁止されています。つまり、海外FX業者だけのメリットですね。
ゼロカットシステムとは、相場の急激な変動によって、入金額よりも損失額よりも大きくなったマイナス残高を0に戻す仕組みのことです。ゼロカットシステムが機能している海外FX業者であれば、入金額以上の損失を負うリスクはありません。
実際に2015年のスイスフランショックで多額の追証が発生しましたが、ゼロカットシステムを導入していたXMは追証を請求しませんでした。一方、FXDDはゼロカットシステムを導入していたにも関わらず、追証を請求したという過去があります。この事態を受けて、FXDDの信頼性が下がることになってしまいました。
ゼロカットを適用するタイミングは海外FX業者によって異なります。以下の表にまとめてみました。
主要海外FX業者のゼロカット適用タイミング
XMTrading | 次回追加入金の際に適用 |
TitanFX | 翌日のロールオーバー後に自動適用 |
Tradeview | カスタマーサポートへ連絡すると、適用 |
iForex | 60分以内に適用 (改善されなければ、サポートへ連絡) |
Traders Trust | カスタマーサポートへ連絡すると、適用 |
Hot Forex | 追加入金後に適用 |
ゼロカットシステムの仕組みやメリットについては、以下の記事をご覧ください。
日本語のサービス運営歴
日本人向けサービスの運営歴もポイントの1つです。
海外FX業者は規制の影響を受けやすく、入れ替わりが激しいという特徴があります。どれだけ日本人向けのサービスを提供し続けているのかというのも信頼度の指標にできると思います。
FX黎明期からサービスを提供しているのは、iForexです。FXDDも早くからサービスを提供していたのですが、2015年のスイスフランショック以降、急激にサービスが低下した印象があります。
もちろん、運営歴だけでは判断できませんが、海外FX初心者の方であれば、ある程度運営歴のある海外FX業者を選択したほうが良いでしょう。
主要海外FX業者の運営歴
XMTrading | 2009年創業 ⇒ 数年後に日本人向けサービス開始 |
TitanFX | 2015年3月創業&日本人向けサービス開始 (前身はPeppar Stone※日本市場から撤退) |
HotForex | 2010年創業 ⇒ 2013年日本市場撤退 ⇒ 2015年日本人向けサービス再開 |
iForex | 1996年創業 ⇒ 2004年多言語プラットフォーム提供開始 |
Tradeview | 2004年創業 2015年日本人向けサービス開始 |
Traders Trust | 2009年創業 ⇒ 2012年日本人向けサービス開始 |
金融ライセンス
海外FX業者を選ぶときには、金融ライセンスもチェックします。金融ライセンスとは、「投資事業を認める許可証」です。ただし、毎年財政状況を報告しなければ更新できない厳格な金融ライセンスもあれば、登録料だけで金融ライセンス保有ができてしまうライセンスもあります。
国内FX業者は、金融庁が厳しく規制をしていますし、信託保全を義務化しています。そのため、資金の持ち出しや全く連絡ができなくなるというリスクは極めて低いです。一方、海外FX業者の場合、金融庁の規制下にありませんので、各FX業者がどんな金融ライセンスを保有しているかは最低限チェックする必要があります。
海外FXを利用するリスクについて
海外FXを利用するメリットは、ほとんどないという意見があります。国内FXを推奨するサイトでは、スプレッドが狭く金融庁の規制があり、海外FXよりも安全と解説されていました。
しかし、海外FX業者でもスプレッドが狭い口座タイプを提供している、厳格な金融ライセンスを保有しているグループ企業、日本語カスタマーサポートが充実しているといった業者もあります。
ですので、一概に海外FX業者=危険というのは間違いです。もちろん、海外FX特有のリスクがあることも事実ですが、この章では「リスク」に注目して海外FX業者と国内FX業者を比較していきたいと思います。
海外FXと国内FXのリスク比較
海外FX業者 | 国内FX業者 | |
ゼロカットシステム | あり | なし |
スプレッド | ECN口座であれば狭い | 人気通貨ペアは、狭い傾向 |
ストップ狩りのリスク | cTraderやECN口座であれば、なし | 一部の業者ではリスクあり |
顧客資金の管理 | Titan FXは信託保全 | 信託保全が義務化 |
金融庁の仲裁 | なし(トラブルは自己責任) | あり |
日本向けサービス終了リスク | リスクあり (サービス撤退の際は、速やかに資金の引き上げが必要) |
原則なし (倒産やサービス終了になっても資金は必ず返還) |
※海外FX業者の対象はXMTrading、TitanFX、HotForex、iForex、Tradeview、Traders Trust
ゼロカットシステムがあれば借金の心配は不要か?
A.ゼロカットシステムを導入する海外FX業者は借金(追証)のリスクなし
ゼロカットシステムを導入している海外FX業者であれば、追証のリスクを心配する必要はありません。一方、国内FXの場合は、常に追証のリスクがあります。どれだけ注意していても、避けることはできません。
この点、実は海外FXの方がリスクを限定できます。詳しい解説は以下の記事をご覧ください。
海外FXのスプレッド事情は?
A.海外FX業者でもスキャルピングは可能
5~6年前まではスプレッドが広くて、実質上ほとんどの海外FX業者でスキャルピングトレードができませんでした。しかし、2020年10月現在、スキャルピングができる口座タイプをほとんどの海外FX業者が提供しています。
「海外FX業者でスキャルピングができない」というのは、過去のものとなって来ています。
cTraderの公式ヘルプページ(英語版)に以下のように記載されています。
cTrader公式ヘルプページ
cTrader is a non-dealing desk platform. It is impossible for your broker to manipulate pricing, charts, and history.
(cTraderはNDDプラットフォームです。ブローカーが価格やチャート、履歴を操作することは不可能です)
つまり、cTraderで提供されるスプレッド=インターバンク市場のスプレッドです。取引量によって左右されますが、ストップ狩りのような意図的なスプレッドの広がりは仕組み上ありません。
ストップ狩りのリスクはあるか?
A.ECN口座やcTraderはストップ狩りのリスクなし
実際に、他のFX業者は全く変動していないにも関わらず、私のFX業者だけ100Pips以上の乱高下が一瞬発生して、全てのポジションが損切りになったという経験があります。もちろん、全ての国内FX業者であるとは思いませんが、FX業者が人為的に介入できるDD取引(相対取引)だとストップ狩りが起こるリスクがあります。
STP口座やECN口座の仕組みについては、以下の記事をご覧ください。
顧客資金の管理方法は?
A.海外FX業者は信託保全が義務化されていない
顧客資金の管理方法には、信託保全と分別管理の2種類があります。国内FX業者(金融庁の金融ライセンスを保有)は信託保全が義務化されています。
一方、海外FX業者の場合、保有している金融ライセンスの規制のもと、顧客資金が管理されます。詳細の情報は公表されていないことがほとんどなので、実際に確かめることは困難です。
ただ、出金が正常にできるか、信頼性が高い海外FX業者か、などを確かめれば顧客資金の安全性も分かるのではないかと思います。新興海外FX業者の場合は、注意が必要です。
日本の金融庁が仲裁できるか?
A.金融庁がトレーダーと海外FX業者のトラブル介入はできません。
例えば、入出金ができない、理由もない出金拒否などがあったとしても、自己責任です。国内FX業者であれば、最悪の場合、金融庁が仲裁に入ることがあります。また、日本の裁判所に訴えることもできます。
海外FX業者を選ぶときには、日本語サービスが充実しているかを確かめるようにするとリスクの低減になります。トラブルがあっても、すぐにサポートセンターにつながる環境があると安心です。
日本人向けサービス終了のリスク
実際に日本市場から撤退してしまった海外FX業者もあります。代表的な例を紹介します。
XLNTrade(エクセレントレード)
2018年末に日本人向けサービスを開始したXLNTrade(エクセレントレード)ですが、損失補てんサービスや150%入金ボーナスなどの特典で一世風靡しました。私も何度かカスタマーセンターに連絡を取って確かめてみたのですが、そんなに悪い印象はなかったように思います。
ただ、2019年8月に突然新規口座開設を中止するというメールが届きました。理由は「利用者の急増によりサービスが提供できなくなった」という内容で、あまり納得がいきませんが・・・。その後、日本人向けサービスを中止するというアナウンスがあり、現在、日本から公式サイトへはアクセスできなくなっています。
日本人向けサービス提供期間はわずか半年でした。
Tickmill(ティックミル)
当サイトでも紹介したことのあるTickmillですが、2020年3月をもって日本向けサービスから撤退してしまいました。スプレッドも狭く取引手数料も魅力的だったので、非常に残念です。企業自体が消滅したということでは無く、金融ライセンスもオフショアのセーシェルでしたので、撤退理由も不明です。
海外FX業者の場合、企業の方針が変更になると、サービス撤退というリスクがあります。
PepperStone
2014年に日本向けサービスを終了したPepperStoneという海外FX業者は、金融ライセンスなどの法的問題により、撤退せざるを得ない状況になりました。Peppar Stoneは法律的な問題により、日本人向けサービスから撤退しました。なお、2020年現在でもPeppar Stone自体は存続しています。
複数の海外FX業者に証拠金を分散する
海外FX業者には様々なタイプがありますし、サービスの特長も異なります。
どの海外FX業者にも強み・弱みがありますので、スイングトレードではXM、コピートレードはHotForex、スキャルピングトレードはTitanFXというように複数の海外FX業者に資金を分散させて運用すると、リスクの分散ができます(確定申告が多少面倒臭くはなってしまいますが・・・)。
どれだけ人気のある海外FX業者であっても、リスクが全くないということはありません。ただ、デメリットを上回るメリットが海外FX業者にあると思います。